１３９話 卒業式 ページ47
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＿なんやかんやで卒業式当日。
特に問題も起きず、自分の名前を呼ばれ返事したとたん。嗚呼、私はこの高校を卒業するのだと実感した。
卒業式後。
涙を流して友人との別れを惜しむ者もいれば、思い出の場所で写真を撮っている人物もいる
一方私はと言うと、前者後者でもなく。一人教室の席で座っていた
この席に座るのも、これで最後。
一人でしんみりムードに入って、窓の外からグラウンドを眺めていると。教室のドアが開く音がした
そっとその方向を見てみれば、ああやっぱりと思う
そこには何やら物騒なツラをした六つ子共だった
「何、そのツラ。怖いんですけど」
からかうように言ってみても、なぜだかダンマリとしている。
え、えー。何この空気。
私に何を求めているの
「いや、何か反応…」
「あのさ」
「うえ？あ、はい」
まず最初に口を開いたのはおそ松だった。
「昨日言ったこと、覚えてるよな」
「ああ、告白の返事？」
「ちょ、ちょ！そんな普通に言わないで！！お兄ちゃん照れちゃう！」
「きっしょ」
今更なんだよ。
かぁ、と赤らんだ頬をに両手をあてがうおそ松を一瞥していると残りの松が口を開く
「言っておくが、俺もお前のこと好きだ。付き合ってくれ」
さも当然のように、平然と言ってくるカラ松に思わず、はい？と聞き返す
するとそれに対抗するかのように、今度はチョロ松が口を開く
「ちょっと待って！え、僕もだよ。好き、付き合ってよ」
いやいやいや。事情常識人ツッコミ役松野チョロ松くん？
まって、私の知っている告白と何かが違う
どっかのお見合いパーティかなんかか？
「…お、おれは別に。…いや。その。…す、好き」
えーーー、状況に流されたとかじゃなくて？！
何この順番に告白していく流れ！
まって！さすがの私にも羞恥心とかあるから！まじなやつだから！
お願いだからマジな顔で好きとか言わないで！普通に無理なやつ！
「んーーーー、僕は好きとかよくわからないけど．．．。好きだよ！」
意味が分からない。
あーー、これって何？！なんの羞恥プレイ？！いやいやいや、これでうっそデースとかやられたら私真面目にぶん殴るぞ！！
「＿＿＿…好きだから付き合って
勇気がなくて、言えなかったけど。＿＿好きだから」
駄目だ。お手上げだ。
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黒梅 - ２４ページの「前の前」って「目の前」では？間違っていたらすいません (2017年11月6日 22時) (
レス) id: b3cbdb3713 (このIDを非表示/違反報告)
まま松(プロフ) - ひにゃーのさん» 「ぬかった」というのは失敗した状態で使う場合の時の言葉を表すので、間違っていません。誤解を招いたようでスイマセンでした。 (2017年11月5日 17時) (レス) id: adb325526a (このIDを非表示/違反報告)
ひにゃーの - 91話の1行目の｢良かった｣が｢ぬかった｣になっとりますよー！ (2017年11月5日 16時) (レス) id: e8b656b6cc (このIDを非表示/違反報告)
月燈(プロフ) - 87話の6行目、｢家｣が｢言え｣になってますよ。 (2017年9月12日 6時) (レス) id: 650fb48ac8 (このIDを非表示/違反報告)
葡萄ゆづゆ(プロフ) - もうすぐヒロインは悪役につき。の1から一年ですね！完結おめでとうございます！私は大人になったらの話が見たいです！本当にいい話をありがとうございます！！ (2017年8月26日 9時) (レス) id: 9a1ec58e55 (このIDを非表示/違反報告)
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