１３８話 カリレジェ、素直に ページ46
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「＿＿お前が、好きだ」
確かにそういったのが聞こえた。
硬い表情で、確かに「好きだ」と言った。
まてまてまて、ウエイトだおそ松。
相手は弱井トト子でも式部美穂子でもない。
何を狂っているんだ。頭可笑しいのか。
「好きだ」
「え」
「好きなの！！」
「ちょ」
「そりゃ、俺だって頭可笑しいんじゃないか！って何回思ったことか！
お前ときたら、雑で馬鹿で口悪くて、性格クソなくせして顔だって平凡で！
男勝りで暴力的で、短気で怒りっぽくて！不器用で体系は寸胴！
可愛げがなくて甘えるってことを知らなくてクソ鈍感で！
良いところ逆に何？！って感じだし！！
俺はお前のどこが好きなんだよこんちくしょーーー！」
「はぁーーー？！なんで侮辱されなくちゃいけないわけ？！告白だよね？！これ、なんで逆切れしてんだよ！！
大体っ、頭おかしぃんじゃねえの？！自分で言うのもなんだけど、私はお前に好かれるような態度見せたことないし！
つーかあんたこそ雑で馬鹿なあんぽんたんな上に童貞拗らせてんじゃん！」
「うっせーーーー！俺だって訳分かんねぇんだよ！
なんかさぁ、お前と喋らず過ごしたこの半年？！すっげーーー暇で退屈でイライラして！
お前から謝ったら俺らだって謝って、いつもみたいなくだらねぇ毎日過ごすはずだったのに！
お前はつまんねぇ意地はって、いつまでも俺たちを無視しやがって！
こうさぁ、好きだ好きだって気持ちが腹ん中でどんどん溜まってって！」
どどどどと顔が赤くなるのを感じる。
おそ松なんかに照れるはずがない。こう、なんの恥じらいもなく好きだと言われたら誰だってこうなる
頭可笑しいのかコイツ。というか、六つ子共！！
「明日！返事聞かせてもらうから！！
腹くくって準備しとけやこのドブス女！」
おそ松はふうふうと息切れしながらも教室を出て行ってしまった
呆然としている私は、机の上に残された日直の仕事の山を見てため息をはいたのであった
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黒梅 - ２４ページの「前の前」って「目の前」では？間違っていたらすいません (2017年11月6日 22時) (
レス) id: b3cbdb3713 (このIDを非表示/違反報告)
まま松(プロフ) - ひにゃーのさん» 「ぬかった」というのは失敗した状態で使う場合の時の言葉を表すので、間違っていません。誤解を招いたようでスイマセンでした。 (2017年11月5日 17時) (レス) id: adb325526a (このIDを非表示/違反報告)
ひにゃーの - 91話の1行目の｢良かった｣が｢ぬかった｣になっとりますよー！ (2017年11月5日 16時) (レス) id: e8b656b6cc (このIDを非表示/違反報告)
月燈(プロフ) - 87話の6行目、｢家｣が｢言え｣になってますよ。 (2017年9月12日 6時) (レス) id: 650fb48ac8 (このIDを非表示/違反報告)
葡萄ゆづゆ(プロフ) - もうすぐヒロインは悪役につき。の1から一年ですね！完結おめでとうございます！私は大人になったらの話が見たいです！本当にいい話をありがとうございます！！ (2017年8月26日 9時) (レス) id: 9a1ec58e55 (このIDを非表示/違反報告)
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