ヒロインは悪役につき4

１１４話 ページ31

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楽しいというか、居心地良いというか。

そんな簡単な言葉では、説明しずらい




楽しい、といえばうそになる
喧嘩ばっかりで、被害しか伴ってない




居心地よい、といえば。それも嘘になる
だって、あんなに居心地悪い場所はない。


ぎゃーぎゃーと互いに汚い口で罵りあったりして。









私は『悪役』であるから









もう、もう









「六つ子と関わらない


アイツらは私が嫌いで、私もアイツらのことが嫌い。もう、しゃべりたくないほどに」









六つ子に口もききたくないほど嫌われる方法はある








六つ子の人生において、ヒロインは『美穂子』

主役は、ヒロインに害があることを何よりも嫌う







簡単な話だった







...もう一度、約一年前のようなことを繰り返せばよかった







私は六つ子に人生において『悪役』。

私は『悪役』という名の役割を終えたら、自分の人生を楽しめばいい









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