第50話 服交換2 ページ45
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変なすね方をしている精神不安定な童貞チョロ松を横目に、私は首をかしげる
なんだかいつものチョロ松と違う気がする
服こそ緑色だからチョロ松なんだろうけど
「...お前って、俺…じゃなくて。おそ松兄さん…とのキスが初めてだったの?」
「だから、アレはノーカンだって。あんなのキスじゃないし」
「答えろって!」
不意にチョロ松は叫び私の肩を力強くつかみ、強制的にチョロ松の方に体を向かされた
突然のことに一瞬びっくりしが、数秒立ってから冷静になり私はチョロ松を睨みつける
「なに、なんでそんなにムキになってんの?」
「む、ムキになんかなって…」
「なんか今日のお前変だよ?帰って布団被って寝れば?」
「だからっ、ファーストキスだったのか答えろって!」
「もう、うざいな!いつものことだけど今日はなおさらうざいって!死ね!」
思い出したくない過去を蒸し返され、しかもファーストキスがどーのこーのと気味の悪いことをねぼりはぼり聞かれて
さすがにイラついた私は肩を掴んでいるチョロ松の手を振り払おうとする
けど、よっぽど力を入れているのか
手はびくともしない
「だから、おそ松が私にキスしたのは質の悪い嫌がらせ!思い出させんなよ気持ち悪い!」
「...嫌がらせなんかじゃねぇ!」
「だーかーらー!!なんでチョロ松がそれを言うの?!」
「...そ、それは…。おそ松兄さんは...。単に、嫌がらせでキス...するような人間じゃないから…」
「はぁ?!」
いよいよ本格的に怒りが湧いてきた
無理やり引きはがそうとするが余計にはチョロ松は力を入れてくる
「離せってば!うっざいな!!」
「質問に答えろ!」
「誰が答えるかよクソ童貞ライジングシコスキー!」
「んだとコラ!」
2人で暫く睨み合う
なんなんだ此奴は
チョロ松、本当にお前変だ
「ちょ、ちょっと!おそ松兄さん?!僕の服着て何やってんの?!」
声が、聞こえた
声のした方向にゆっくりと目を向けてみれば
灰色のパーカーを着た…チョロ松の姿がそこにあった
「もう、俺のパーカー勝手に着てくなよ!てか、そこのもやし女と何やってんの?!」
「ちょ、チョロちゃん…」
つまり?
この緑色のパーカーを着ていて私がチョロ松だと思っていた奴はおそ松で?
私は、だまされた?
「っざっけんじゃねぇよこの童貞が!一回死んで来いや!!」
まじ、うっぜーーー!
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もぐりんちょ(プロフ) - もう神しか言えないよね。ウンウン最高だよね。ウンウンウン むつごと(まだおそとトドだけど)キスするなんて幸せだよね。 ウンウンウンウン (2017年3月28日 13時) (レス) id: c3278024c2 (このIDを非表示/違反報告)
ハルカス(プロフ) - ト、トド松と…事故ちゅー?!うわぁぁ!!もう最高です!!! (2017年3月28日 13時) (レス) id: d1d5601469 (このIDを非表示/違反報告)
SAI(プロフ) - この作品の世界観大好きです!更新楽しみにしています!無理せず頑張って下さい!応援しています(o^^o) (2017年3月26日 11時) (レス) id: fe1261959e (このIDを非表示/違反報告)
闇松(プロフ) - この作品大好きです!更新頑張って下さい!後○○してみたシリーズで「もしも夢主がナンパされてたら?」をお願いします! (2017年3月20日 22時) (レス) id: 60f348ae92 (このIDを非表示/違反報告)
*白夜兎*(プロフ) - あ、またまたご迷惑掛けると思います。←○○シリーズで(甘えてみた)お願いします。無理だったらいいんですよ!?← (2017年3月20日 20時) (レス) id: 13ae58adc3 (このIDを非表示/違反報告)
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