野球練習３ ページ42
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いきなり上半身裸になった十四松を見て動揺する私をよそに十四松は脱いだ服をぞうきん絞りしていた
「はい！」
「冷た！」
ぞうきん絞りをしても水が滴り落ちなくなった頃合いに、十四松はその野球服を私に投げてよこした
もちろん湿っている服は冷たくて思わず悲鳴を上げた
「その姿よりマシでしょ？！今兄さんたち呼んだから、それまで我慢ね」
「え、いつの間に？」
「うん、兄さんたちの脳内に直接送ったの」
「は？！」
いやー。意味わからない
もともと理解しようとするだけ時間の無駄なのかもしれない
十四松から受け取った湿った野球服を羽織りようやく川から上がった
子供たちがひそひそ私たちを指さして、母親がその手を引っ張って歩いていくのが見える
ねぇねぇ、あの二人。水で遊んでるよー、私も遊びたい。
しっ、見ちゃいけません
そんな会話が風に乗って聞こえる
ほんと、何やってんだろ私
十四松と濡れた体で並んで座る
「ねぇ、野球しない？！」
「嫌！」
「えーーーっ！じゃあキャッチボールしよーよ！」
「嫌」
「じゃあ僕がバッターで君がバットね」
「やらないし野球のルール果てしなく間違ってない！？」
「へこみー…」
「...キャッチボールぐらいなら...」
「やったーーー！！！」
本当に男子高校生か疑うほどの幼児っぷりに少しだけ良心が痛む
しぶしぶキャッチボールを承諾すると、やっぱり子供のように喜ぶ十四松
本当に元気だなぁ
そう思っていると十四松はグローブを二つカバンから取り出した
「じゃあ僕から投げるねー」
「はーい」
十四松と距離を取る
「ぅよいしょーーーー！！！」
「うわあああああああ！！！！」
投げた、と思ってグローブを構えた瞬間
物凄い勢いで投げられたボール
え、え、え！！
待って、怖い怖い怖い！！
なんとか受け取ったボールを投げ返すとまた素早くボールが戻ってくる
手加減とか知ってんのかよ此奴！！
ぎゃーぎゃー叫びながらやっているキャッチボールは十四松のテレパシーによって来たおそ松達が来るまで続いたのだとさ
・
「ねぇ」
「あ？なに？こっちは疲れてんだけど...」
「楽しかったよ！あんがとね！」
「...いや、べつに...。」
「それとね、A」
「ん？」
「青い下着は濡れたとき目立つからやめた方がいいと思うよ！」
「...最低か！やっぱ死ね！！」
「「「つーか名前呼び？！」」」
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もぐりんちょ(プロフ) - もう神しか言えないよね。ｳﾝｳﾝ最高だよね。ｳﾝｳﾝｳﾝ むつごと(まだおそとトドだけど)キスするなんて幸せだよね。 ｳﾝｳﾝｳﾝｳﾝ (2017年3月28日 13時) (
レス) id: c3278024c2 (このIDを非表示/違反報告)
ハルカス(プロフ) - ト、トド松と…事故ちゅー？！うわぁぁ！！もう最高です！！！ (2017年3月28日 13時) (レス) id: d1d5601469 (このIDを非表示/違反報告)
SAI(プロフ) - この作品の世界観大好きです！更新楽しみにしています！無理せず頑張って下さい！応援しています(o^^o) (2017年3月26日 11時) (レス) id: fe1261959e (このIDを非表示/違反報告)
闇松(プロフ) - この作品大好きです！更新頑張って下さい！後○○してみたシリーズで「もしも夢主がナンパされてたら？」をお願いします！ (2017年3月20日 22時) (レス) id: 60f348ae92 (このIDを非表示/違反報告)
＊白夜兎＊(プロフ) - あ、またまたご迷惑掛けると思います。←○○シリーズで(甘えてみた)お願いします。無理だったらいいんですよ！？← (2017年3月20日 20時) (レス) id: 13ae58adc3 (このIDを非表示/違反報告)
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