内務省異能特務課、中学生になる【東京卍リベンジャーズ×文スト】

中学生の喧嘩賭博。 ページ7

数分後

たくさんの不良が溜まっていた。
此処か。


私も下まで降りて黄土色をした髪のに聞いてみた。




「ねぇ」


「なんだよ。」


「之って喧嘩賭博って奴？花垣がやってる奴」


「あぁ、そうだよ。本当は俺がやる予定だったんだ。だけど…」



そう言い下を向く。

あー、友情ってなんて素晴らしいんだ。
私は場違いなことを思ってしまった。


中学生でも之は酷すぎる。



「そう、」



死刑、死刑と言うコールが大半を占めていた。
花垣がキヨマサという図体のデカい男にしがみつく。



何回も殴られても諦めず立ち続ける彼の姿を見て関心の声も上がっていた。





「絶っっ対ぇ負けねぇ」




振り絞る声、鎮まる場内。









「バッド持ってこい！！殺してやるよ」






キヨマサの顔に浮かんだのは紛れもない焦りと恐怖だろう。


そりゃそうだろう。


暴力でねじ伏せてきたはずの兵隊の一人の得体の知れなさに、彼はきっと逃げ出してしまいたいはず。


私だったらそう思う。

だが此処で殺すというのは




「最高に下劣な事だな。(ﾎﾞｿｯ」




赤髪くんは今にも殺しそうな殺気を出している。

ヤバいなそろそろ止めるか。
私は二人の間に入って止めた。





「はい、ストップ。
無駄な殺傷は止めなよ。豚箱はいる羽目になるよ。」




「なんだテメェ！」


「徳田…さん…」



「とりま、大丈夫かい花垣？」



「大丈夫に見える？」


「いや全く。」




ジト目で見られながらも一旦花垣を立たせる。

私も乱入するとしよう。→←さて尾行しようか。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す