お前はもう俺たちの虜【HE☆VENS】

タイトル４ ページ4

「……A、俺たちは本気。｣



「そうだ、Aを愛してる｣



「だけどー、Aが選ぶのは僕だよね！｣



『そうゆうのは天使(ファン)に言ってください』



「確かに天使たちは好きだが、｣



「でも、Aとは違う好き！｣



「……うん｣



『よくわかんない、好きは好き…意味は一つじゃないの？』



ﾋﾟﾛﾛﾛ…



運が良いのか悪いのか、タイミングよくAの電話がなった



『……はい』



“…な、七海です！"



『七海さん！？』



突然の電話は七海さんからだった

彼女は同じ作曲家として仲良くなった人だ


後ろで静かにしている３人に一言謝罪して部屋からでた。



『どうしたの？』



“あ、あのっ…ごめんなさい！"



『………は？』



“この間、貸してもらったＣＤなんですけど…"



『あ、壊れちゃった？』



“……………はい"



『大丈夫、そのＣＤの内容、ぜんぶ覚えてるから。』



“ぜ、全部ですか！？"



『うん、だから気にしないでねー！』



“で、でも、"



『いいって！七海さんは全部聴けた？』



“はい、だいたいは頭に入りました。"



『なら、よかった。……あ、そうだ』



“？"


『今晩、七海さんの部屋で泊めてくれないかな？』



“…はい！"



『ありがと、じゃあ…待ってる人たちがいるから…』


“あ、はい、ホントにごめんなさい…"



『ふふ、大丈夫。じゃあね』



“………はい"

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