37 Infini-TForce ページ39
短く息を吐いて、笑はモップを振り回す。
息はとっくに上がり、体は限界を超して動いている。
笑の体に一瞬ノイズが走った。
異形とはモップを介しているので接触することはないが、近くで戦っていればウイルスを吸ってしまうことは避けられなかったのだ。
それに気付いたニコが笑に声をかけようとした時、頭上から声がした。
「バードラン！」
投擲武器が異形に刺さり、爆発する。
白い影がふわりと二人の前に降り立った。
「怪我はないか？」
うん、と笑は短く答える。
ニコは鷲の頭のようなヘルメットで顔が見えない相手に訊いた。
「あんた誰よ？」
「科学忍者隊G-1号、ガッチャマン」
白い影、ガッチャマンがそう答えた。
二人にここで待っているように告げ、ガッチャマンはマントを翻して戦いに赴く。
ふと二人が周囲を見渡せば、ニコと笑を囲うようにポリマー、キャシャーンとフレンダー、テッカマンが既に異形と戦っていた。
テッカマンはテックランサーで異形を数体まとめて貫き、キャシャーンはフレンダーと連携して戦場を駆け回る。
ポリマーはポリマードリルに転身して地中から不意打ちをかけ、ガッチャマンは投擲武器と格闘術で異形を仕留める。
ぺガスはニコと笑の側について護衛についた。
ニコは笑に言う。
「この人達が笑のヒーロー？
格好良いじゃん」
ボルテッカ、とテッカマンが叫ぶ声がして、レーザービームが発射される。
ニコと笑の髪が揺れた。
「ふふっ、でしょ？」
笑はそう答えて微笑み、改めてくるりと周囲を見つめる。
自分達だけでは倒せもしなかった異形が片付き、平坦な大地だけがそこにある。
「何か楽しそうな話してるじゃん、お二人さん」
ポリマーが笑いながら言った。
ガシャットのおかげか、転身前に時々走っていたノイズはすっかり消えている。
「まだ気は抜けないよ、武士。
Aはまだ倒せてないんだから」
キャシャーンが言い、空を見上げる。
テッカマンがぺガスの名を呼び、四人はぺガスに乗った。
「行ってくる」
「ちゃんと帰って来てよね」
「勿論。
約束だ」
笑の言葉にガッチャマンは頷いた。
「……別に背負わせるつもりじゃないけどさ。
あんたらは笑のヒーローなんだから、笑の期待を裏切ったりしないでよ」
ニコが挑発的に笑うと、当然だとばかりにヒーロー達は力強く頷いた。
ぺガスが飛び立ち、姿が小さくなっていく。
黄緑色の球体に四人が飲み込まれる姿を、笑は静かに見つめていた。
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つっつまー(プロフ) - リナっちさん» こんばんは、明けましておめでとうございます(二日遅れ)。 お疲れ様、そして返信遅くなってごめんなさい。 お仕事、すぐに始まるんだね……大変だ。 リナの小説読んだよ！ 続きが気になって仕方ない(笑) でも無理しないでね。 いい一年にしよう！ (2018年1月3日 0時) (
レス) id: 6cb1a01a88 (このIDを非表示/違反報告)
リナっち(プロフ) - つっつまーさん» こんばんはm(__)m更新お疲れ様でしたm(__)mそして……完結おめでとう(*≧∀≦*)いやー…よかった(〃ω〃)あたしは好きだ(〃ω〃)短編小説頑張ってなv(^o^)あたしもがんばりますv(^o^)完結目指して… (2018年1月3日 0時) (レス) id: 79a0b77c82 (このIDを非表示/違反報告)
リナっち(プロフ) - つっつまーさん» こんばんはm(__)m更新お疲れ様m(__)m紅白見ていた。新年から仕事(。´Д⊂)マジ泣きそうΣ(゜Д゜)更新続きを書き終わりました。また時間みてやりますm(__)mよいお年を(*≧∀≦*) (2017年12月31日 20時) (レス) id: 79a0b77c82 (このIDを非表示/違反報告)
つっつまー(プロフ) - リナっちさん» こんばんは。 お疲れ様！ 仕事納めがあったんだね。 ゆっくり休んでね。 小説はいよいよ最終決戦です。 リナも無理しちゃ駄目だよ。 体調に気をつけてね。 よいお年を！ (2017年12月31日 20時) (レス) id: 6cb1a01a88 (このIDを非表示/違反報告)
リナっち(プロフ) - つっつまーさん» こんばんはm(__)m更新お疲れ様m(__)mありがとう(///∇///)今年最後の夜勤終わったm(__)m更新遅くなるけど話書くからm(__)m話ありがとう(///∇///)無理しないでね(。´Д⊂)体調崩さないでね(。´Д⊂) (2017年12月30日 20時) (レス) id: 79a0b77c82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つっつまー | 作成日時：2017年11月19日 0時
