33 神の恵み ページ35
ケースの中には、四つのガシャットが並んでいた。
「鎧武士、君にはこの破裏拳ポリマーガシャットを。
東鉄也には新造人間キャシャーンガシャット、南城二には宇宙の騎士テッカマンガシャットを。
そして鷲尾健、君には科学忍者隊ガッチャマンガシャットだ」
黎斗は一人一人にガシャットを手渡しながら説明する。
「この四つのガシャットにはバグスターウイルス抑制プログラムが入っている。
これを使って戦えばある程度ゲーム病の進行は遅らせられるという訳だ。
さあ私の才能の前に平伏すがいい！」
ヴェーハハハ、と特徴的な笑い方をする黎斗から貰ったガシャットをヒーロー達はまじまじと見つめる。
これを使って戦うか否か、その答えはとっくに決まっていた。
「感謝する、檀黎斗」
「檀黎斗神だ」
黎斗はそう訂正したが、ヒーロー達は既に外へ躍り出るほうに意識が向いていて、届いている気配はなかった。
「皆、これから私達は異世界に飛ぼうと思う」
外に出て早々に城二が言った。
「聖都で戦うと被害が大きくなる」
「そうだな。
しかし、異形達もまとめてなんて可能なのか？」
健が問うと、城二は眼鏡を押し上げて答えた。
「可能だ。
準備はもう出来ている」
それならば迷っている暇はない。
承諾を受けた城二はブルーアース号を操作し、異形と自分達を異世界へとワープさせた。
異形が、ライダーが、ヒーローが、そして幼い一人の少女が、エグゼイドの世界から消えた。
☆☆☆
ヒーロー達がガシャットを受け取っていた頃、笑はニコに訊いた。
「ねぇ、ニコは願いってある？」
ニコはきょとんと笑を見つめた後訊き返す。
「突然どうしたの？」
「前に、何でも願いを叶えてくれるものがあってさ。
その時から自分の願いは何だろうってたまに考えるようになっちゃって。
願いなんてなかったから、どうでもいいことだったんだけど」
笑がそう言うと、ニコは吹き出した。
思わず不機嫌そうに顔を歪めた笑だったが、ニコは構わずに笑っている。
「考えちゃうなら、全然どうでもいいことなんかじゃないじゃん」
その時、凄い音と衝撃がニコの病室に走った。
異形が廃病院の中に侵入し、ここまで辿り着いたらしい。
ニコがゲーム病の体を引き摺り、偶然立て掛けてあったモップで異形を叩いた直後、異形が光り出した。
「ニコ！」
まずいと感じた笑がニコに駆け寄り、ニコの腕に触れた瞬間、異形と共に二人は光に包まれて消えた。
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つっつまー(プロフ) - リナっちさん» こんばんは、明けましておめでとうございます(二日遅れ)。 お疲れ様、そして返信遅くなってごめんなさい。 お仕事、すぐに始まるんだね……大変だ。 リナの小説読んだよ！ 続きが気になって仕方ない(笑) でも無理しないでね。 いい一年にしよう！ (2018年1月3日 0時) (
レス) id: 6cb1a01a88 (このIDを非表示/違反報告)
リナっち(プロフ) - つっつまーさん» こんばんはm(__)m更新お疲れ様でしたm(__)mそして……完結おめでとう(*≧∀≦*)いやー…よかった(〃ω〃)あたしは好きだ(〃ω〃)短編小説頑張ってなv(^o^)あたしもがんばりますv(^o^)完結目指して… (2018年1月3日 0時) (レス) id: 79a0b77c82 (このIDを非表示/違反報告)
リナっち(プロフ) - つっつまーさん» こんばんはm(__)m更新お疲れ様m(__)m紅白見ていた。新年から仕事(。´Д⊂)マジ泣きそうΣ(゜Д゜)更新続きを書き終わりました。また時間みてやりますm(__)mよいお年を(*≧∀≦*) (2017年12月31日 20時) (レス) id: 79a0b77c82 (このIDを非表示/違反報告)
つっつまー(プロフ) - リナっちさん» こんばんは。 お疲れ様！ 仕事納めがあったんだね。 ゆっくり休んでね。 小説はいよいよ最終決戦です。 リナも無理しちゃ駄目だよ。 体調に気をつけてね。 よいお年を！ (2017年12月31日 20時) (レス) id: 6cb1a01a88 (このIDを非表示/違反報告)
リナっち(プロフ) - つっつまーさん» こんばんはm(__)m更新お疲れ様m(__)mありがとう(///∇///)今年最後の夜勤終わったm(__)m更新遅くなるけど話書くからm(__)m話ありがとう(///∇///)無理しないでね(。´Д⊂)体調崩さないでね(。´Д⊂) (2017年12月30日 20時) (レス) id: 79a0b77c82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つっつまー | 作成日時：2017年11月19日 0時
