14 対面 ページ15
ナーガは暗闇の中、壁に手を添えながら歩いていった。
何も見えない、まさしく闇に包まれたところ。
ナーガにお宝を発見するセンサーはないが、この先に何かがあることは直感的に理解していた。
果たして、それは正しかった。
暗闇が不意に途切れ、可愛らしい部屋に出る。
今までのところとは何もかもが違う。
その部屋の奥の壁に、大きなスクリーンが貼り付けられていた。
そこには、大我と武士、鉄也、そしてナーガが現在進行形で映し出されている。
自分達はずっと監視されていたようだった。
ここはあの少女の部屋だ。
ナーガはそう確信し、鉄也に伝えるべく踵を返す。
「それは駄目、本当に駄目よ」
直後に愛らしい少女の声が響き、床が綺麗になくなる。
体が重力に従って落ちていく中で、ナーガは全力で叫んだ。
「こっちに来てくれ、鉄也！」
ナーガの声は予想以上に辺りに響き、鉄也の耳はその音を感知した。
音の聞こえ方からある程度の道を把握し、鉄也は全力で暗闇を駆け抜ける。
少女の部屋に辿り着いたが、ナーガは床が消えたことで現れた大穴に落ちてしまっていて姿が見えない。
鉄也は迷わず穴に飛び込んだ。
☆☆☆
大我と武士は瓦礫を軽やかに越えて扉に手をかける。
簡単に扉は開いて、中に二人を招き入れた。
「なぁ、あの扉って俺が最初に開けようとしたやつだよな？」
「あぁ。
恐らく、開くための条件が揃っていなかったんだ。
無事に揃ったようだがな」
二人が足を踏み入れたのは闘技場の闘技エリアだった。
前に上から眺める形で見た場所に二人は立っている。
突然、ドォン、という音が響き、もうもうと煙が上がった。
何かが降ってきたらしい。
煙が引き、その姿を見て武士は歓声を上げて駆け寄った。
「少年、ナーガ！」
「随分高いところから落ちてきたみてぇだな」
大我も鉄也とナーガに近付き、怪我の有無を確信する。
ナーガが言った。
「気をつけろ。
あの少女がいるかもしれない」
「かもしれないどころじゃねぇ。
確実にいる」
大我はナーガにそう返し、奥に視線をやる。
前に来た時には決して見えなかった位置に、幼い少女がいた。
「間違いない、あれがボスだ」
武士が小さく呟く。
警戒姿勢の四人に、少女は笑った。
「素敵だったわ、本当に素敵だった。
こんなに楽しませてくれるなんて思ってなかったの」
言動は何てことのない普通の少女に見える。
だが、彼女から漂う邪悪な気配が四人の警戒を解かせなかった。
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つっつまー(プロフ) - リナっちさん» こんばんは、明けましておめでとうございます(二日遅れ)。 お疲れ様、そして返信遅くなってごめんなさい。 お仕事、すぐに始まるんだね……大変だ。 リナの小説読んだよ！ 続きが気になって仕方ない(笑) でも無理しないでね。 いい一年にしよう！ (2018年1月3日 0時) (
レス) id: 6cb1a01a88 (このIDを非表示/違反報告)
リナっち(プロフ) - つっつまーさん» こんばんはm(__)m更新お疲れ様でしたm(__)mそして……完結おめでとう(*≧∀≦*)いやー…よかった(〃ω〃)あたしは好きだ(〃ω〃)短編小説頑張ってなv(^o^)あたしもがんばりますv(^o^)完結目指して… (2018年1月3日 0時) (レス) id: 79a0b77c82 (このIDを非表示/違反報告)
リナっち(プロフ) - つっつまーさん» こんばんはm(__)m更新お疲れ様m(__)m紅白見ていた。新年から仕事(。´Д⊂)マジ泣きそうΣ(゜Д゜)更新続きを書き終わりました。また時間みてやりますm(__)mよいお年を(*≧∀≦*) (2017年12月31日 20時) (レス) id: 79a0b77c82 (このIDを非表示/違反報告)
つっつまー(プロフ) - リナっちさん» こんばんは。 お疲れ様！ 仕事納めがあったんだね。 ゆっくり休んでね。 小説はいよいよ最終決戦です。 リナも無理しちゃ駄目だよ。 体調に気をつけてね。 よいお年を！ (2017年12月31日 20時) (レス) id: 6cb1a01a88 (このIDを非表示/違反報告)
リナっち(プロフ) - つっつまーさん» こんばんはm(__)m更新お疲れ様m(__)mありがとう(///∇///)今年最後の夜勤終わったm(__)m更新遅くなるけど話書くからm(__)m話ありがとう(///∇///)無理しないでね(。´Д⊂)体調崩さないでね(。´Д⊂) (2017年12月30日 20時) (レス) id: 79a0b77c82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つっつまー | 作成日時：2017年11月19日 0時
