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学校に登校すると、みんなが朝のことを話していた。
上鳴｢あっ、神崎！お前、めっちゃ話しかけられたんじゃねぇか？｣
A｢あー、うん。しつこかった。｣
ｶﾞﾗｯ…
相澤｢おはよう。｣
皆｢おはようございます！｣
蛙吹｢包帯取れたのね。｣
相澤｢婆さんの処置が大袈裟なんだよ。
それより、今日のヒーロー情報学ちょっと特別だぞ。｣
上鳴｢小テストとかかな？｣
切島｢ヒーロー関連の法律やら、ただでさえ苦手なのに…｣
相澤｢コードネーム。ヒーロー名の考案だ。｣
皆｢胸ふくらむヤツきたァ！！｣
相澤が睨むと、みんなはシーンとなる。
相澤｢というのも、先日話したプロヒーローからのドラフト指名に関係してくる。指名が本格化するのは経験を積み、即戦力として判断される2〜3年から…
つまり、今回1年のお前らに来た指名は将来性に対する興味に近い。卒業までにその興味が削がれたら一方的にキャンセルなんてことはよくある。｣
葉隠｢頂いた指名が、そのまま自身へのハードルになるんですね！｣
相澤｢そう。で、その集計結果がこうだ。｣
黒板に集計結果が映し出される。
相澤｢例年はもっとバラけるんだが、3人に注目が偏った｣
1番多いのは、僕。
上鳴｢すげぇ！ほぼ、神崎じゃん！｣
A｢…｣
相澤｢この結果を踏まえ、指名の有無に関係なく、いわゆる職場体験ってのに行ってもらう。
お前らはUSJん時、一足先にヴィランとの戦闘を経験してしまったが…プロの活動を実際に体験して、より実りある訓練をしようってこった。
まあ、そのヒーロー名はまだ仮ではあるが、適当なもんは…｣
｢付けたら地獄を見ちゃうよ！｣
声がして見ると、ミッドナイトがいた。
ﾐｯﾄﾞﾅｲﾄ｢学生時代に付けたヒーロー名が世に認知され、そのままプロ名になってる人多いからね！｣
相澤｢その辺のセンスをミッドナイトさんに査定してもらう。俺はそういうのできん。｣
へぇ、相澤はマイクに付けてもらったんだ。
…納得。
相澤｢将来自分がどうなるのか、名を付けることでイメージが固まり、そこに近づいていく。それが｢名は体を表すってことだ｣。オールマイトとかな。｣
ﾐｯﾄﾞﾅｲﾄ｢じゃあ、そろそろ出来た人から発表してね。｣
みんなが、自分のヒーロー名を発表していく。
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年1月30日 1時
