テニプリ短編集 (ページ1)

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引退しても…【丸井ブン太】ページ1

青学に負けてから俺たち3年はテニス部を引退して、一ヶ月が過ぎた。

俺は、授業をサボって屋上に来ていた。

丸「…ふぅ。もう、引退してから一ヶ月…か」

？「あーっ！丸井くん、サボってる！」

丸「ﾋﾞｸｩ！………なんだよぃ」

はぁぁ、マジびびった！でも、こーゆーことするヤツはアイツしかいない。

丸「…………………………仁王」

仁「プリッww」

仁「あんまサボっちょると高校生になれんよ、…いくらエスカレーター式だとはいえ…」

丸「お前にだけは言われたくねぇ」

いつもサボっている仁王に言われたくないことを言われてしまった。

仁「ピヨッ、で…なんでそんな顔しとるん？」

丸「！………テニス部引退してから、みんなに会ってねぇなーって」

仁「毎日会っとるじゃろ？……俺と」

丸「そりゃお前とはそうだろうよ。同クラだし…」

仁「まぁな」

丸「柳生とかさー。あ、あと幸村とか真田も柳も…部活一緒じゃなきゃ絶ーっ対話さないタイプじゃん？」

仁「あー……そうじゃな」

丸「ふぅ…」

仁「？」

丸「俺たちは勝つことが全て。それを疑問に思ったことはねぇよ。だから、他のチームのかたちとは少しだけ違ったかもしれない」

仁「……」

丸「でもさ…」

つらいときも、悔しいときも、どんなときでもみんなで乗り越えて、

丸「俺は確かに…」

最後はみんなで笑って……

丸「ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ……楽しかったんだ…」

幸「そうだね…」

真「うむ」

柳「あぁ」

柳生「本当に、楽しかったですよね…あの時は」

ジャ「楽しかったな…」

赤「先輩たちが引退なんて…まだ…信じられないっス」

仁「毎日が面白過ぎてつまらん日なんてなかったぜよ」

丸「みんな…。俺、みんなと会えて本当によかった！」

「「「「「「「俺/私も」」」」」」」

幸「でも、引退しても、卒業しても、どんなに離れても、俺たちは＿＿＿＿」

【ずっと、仲間だから】