探偵チームKZ 同じ高校！

あなたはヒーロー！！ ページ13

上杉君だった。

浅川久美子が、顔色を変えた。

浅:「上杉君〜どうしたのぉ。私に何か用ぉ？」

うわ、やっぱり、性格変わるね。

上杉君はさっきの浅川久美子も見ていたのに。

上:「その、カッターは何だ。」

上杉君がそう言うと、浅川久美子は顔が真っ青になった。

というよりも、真っ白かな！！

浅:「えっと...それは...図工の時間で終わら
なかったから、今やってるんだ...」

う...苦しい発言だね。

私がそれは嘘よ、と言おうとした時、上杉君が私の言葉をさえぎった。

上:「さっき俺は、立花をカッターで切りつけよ
うとしている所を見た。」


その瞬間、浅川久美子は涙を流し始めた。

浅:「ごめんなさい。私、あなたが上杉君と話し
ている様子を見たら、嫉妬しちゃって...
本当にごめんなさい。」

この様子を見ていると、本当に謝っているみたい。

思い切って、決断した。

立:「大丈夫だよ。許してあげる。」

上杉君がカッと目を開いた。

上:「本当にそれでいいのか？！」

うん、いいよ。

謝ってくれたら。

浅川久美子は、ごめんなさいごめんなさいと呟きながらドアから出て行った。

上:「お前、話がある。」

えっ！！

何だろう？

あとそれに、お礼を言わなくっちゃ！！

話って？！→←リベンジなるか！！

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