【進撃の巨人】兵長を超える女副兵長

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ぎゅ..とゴンの手を包み




A「帰ろうゴン、帰ろう…」



ゴン「駄目です、副兵長……自分、は…もう…下半身が…」




A「…っ…ひ……ぁ…」





ゴン「ですから…自分は…」





A「もう…いい……っ」






やめてくれ







ゴン「悔いのない……人生を…」





A「やめ…ろ…っ」








そんな笑顔で…







ゴン「おく、れ……ました、っ」




A「ゴン！！お前は私と一緒にっ…」




ゴン「親に、伝えて…下、さい……









産んで…くれて









ありがとう、と…」






その言葉を境に






私の手の中から







温もりが消えた







A「………」




リヴァイ「…」





A「…あぁ、…ぁ……あ、っ…」





ﾄﾞｼﾝ





ﾄﾞｼﾝ...ﾄﾞｼﾝｯ






リヴァイ「巨人…!?」





なぜ奪われる…






人権も






自由も





家族も







なぜ…






私たち人間は…





こんなにももろいのか……






リヴァイ「一端引くぞAっ」



A「…」


リヴァイ「おいA！はやく掴まれっ」





あいつか…？







あいつが





ゴンとショウを…喰ったのか…？







ああ、もうめんどくさい…







A「全部……殺してしまえばいい……」





リヴァイ「お前…何言っ…」





ﾋﾞｭﾝｯｯｯ





A「っあﾞあﾞぁぁああっ！！！！」





ｻﾞｼｭｯｯ




リヴァイ「A！！」





いらない




ｻﾞｼｭ





いらない




ｻﾞｼｭ





お前らなんか…っ








A「いらないっ！！！！！！」





ｻﾞｼｭｯｯ






リヴァイ「Aやめろ！！お前の体が壊れる！！」





A「あﾞぁﾞああああ！！！！！」






なんで！！




なんでお前たちは奪っていくんだ…っ




私の大切な家族を…





なぜ！！



なぜお前たちはこの世に存在するんだ！！！




なぜ！！



なぜ私たちは自由を手に入れられない！！！！！






なぜ！！！！！！



大切なものを失わなければならない！！！！







ダンッ！！



A「っ！？」




リヴァイ「いい加減にしろ！！！」



A「…っ」



リヴァイ「もう巨人は蒸発してる！もう戦う意味なんてねぇ！！」



A「…っ、く……ぁ」



リヴァイ「感情的になってる場合じゃねえだろ！！どんなに嘆いても





失っちまったもんは









もう戻ってこねえんだ！！！」





A「…っ」

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