2…… それは突然で ページ4
しっかし、理科って意味が分からん
なんで元素記号覚えねーといけねーの? 植物の名前覚えたって将来役に立たねーだろ!
それをスラスラと答える赤司のほーがすげーけど
「ん、何だ?」
「いやーべーつにっ!
それにしても、理科意味分からん」
「だから今、教えてやってるだろ?」
「へいへーい、我慢しますよっ!」
机にもたれ掛かっていた俺は、起き上がり赤司に教えてもらったことをプリントに書いていった
すると、俺らしかいない教室のドアが開けられた
そこには、俺が初恋をした桃色の髪の女の子が赤司を見て微笑んでいた
…………ん? 赤司を見て微笑んでいた?
「あ、いたいた!!
もぉー赤司君探したんだよ! 何処に行っても見つからないんだから!」
「あぁ、すまないね桃井。ちょっとこのバカに勉強を教えていたんだ」
「へいへーい、バカですいやせーん」
シャーペンを鼻と上唇の間に挟んで答えた
ヤバイ、どうしよう。まさかこんな風に会えるだなんて思いもしなかったし、何より赤司と友人だっただなんて……
くっそ! 少し早めに教えてもらってれば良かった!
すると、桃髪ちゃんは俺の姿を見て笑っていた
そんな姿に、俺は少しだけニヤつきそうになったけど、何とか我慢して赤司にずーっとブーイングを投げ飛ばした
桃髪ちゃん…… 可愛すぎるだろ!
「あははっ、赤司君のお友達って面白いね!
以外だな。赤司君がこんな面白い人と一緒にいるだなんて」
「偶然だよ。喜澤は本当に面白くてね
毎日見てても飽きないよ」
「酷っ! それはひぼーちゅーしょーだっつーの!」
「漢字でどう書くか知ってるか?」
俺は、紙に誹謗中傷、と書いた
コクコクと頷いた赤司を見て、桃髪ちゃんはまたクスクスと笑っていた
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とらちゃん(プロフ) - ゆうさん» コメントありがとうございます!!本当ですか!?うれしいです! (2016年4月7日 18時) (レス) id: c2527a9838 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 今回も面白かったです! (2016年4月7日 16時) (レス) id: 34676828ea (このIDを非表示/違反報告)
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