【黒バス】君の名前を俺は知らない

21…… 買い物デート? ページ23

次の日…… と言っても、今は朝の6時
さつきとの買い物に着ていく洋服を選んでいる真っ最中だ。やばい、何着ていこう

ドタドタ五月蝿いけど、そんなのは気にしてられない


急にドアが開いて見てみると、そこには麗菜が眠たそうに目を擦りながら俺を見ていた







「もぉ〜お兄ちゃん五月蝿い……
ふわぁ〜今何時だと思ってんの？ 五月蝿くて麗菜眠れな〜い」


「はいはいごめんなさいね
なぁ、麗菜。この服変じゃねーよな？」








さっき選んだ洋服を麗菜に見せた


すると、麗菜は有り得ない…… 、と呟いてから俺のおでこに手を当てた
何言ってんのコイツ……








「お、お兄ちゃん頭大丈夫〜？
まさかお兄ちゃんが女の子とのデート服を真剣に考える日が…… ！！」


「とりあえず殴っていい？」


「ダメダメ〜 麗菜ちゃんの可愛さを拝めなきゃいけない人たちがいーっぱい、いるんだからぁ〜」


「おえっ」







とりあえず、麗菜を追い払ってベッドにダイブした

さつきとの買い物…… 俺にとっては、デートって思ってしまう。やばい、どうしよう


迎えは10時だから、まだ時間はある



まぁ…… 服選ぶのに、2時間も掛かってしまったけどな……

少しだけ仮眠しとくか、寝たらさつきに無礼だしな







「(それに、彼氏がいたなんてな……
なんか少しだけ、嫌だ)」









分かってる、少しだけじゃない。嫌なんだ、さつきが他のヤツの彼女になるなんて…… ！！

気持ち悪い、とか、変な独占欲、だとか思われたっていい


まだ、ほんの少ししか会ってないけど、この気持ちだけは…… 負けない気がする
そのテツ君、ってヤツにも絶対に負けたくない







「さつき、本当は好きだよ……」

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