転生したら三浦ハルの姉に!?・・・って ちょーモブだから出番なくね? part6

「堕作者が風邪ひいたってー。ま、私はそんな風にならないけど!」フ「馬鹿は風邪ひかないって言いますけどー、あれって嘘だったんですかねー」「あれれれ、ちょっとフランくん?堕作者だけじゃなくてさりげなく私も馬鹿にした!?」フ「あ、分かりましたー?」「うぉいッ」フ「犬ニーサンと同類ですねー、オメデトーゴザイマース」犬「フランお前表情貸すびょん!!」千「はぁ…」フ「プッ」「犬…表情じゃなくて顔ね、か・お」 ページ42

あわあわと、先程までの尖った雰囲気はどこへやら、目に見えて焦り出すユキ

涙で歪んだ視界はそのままでアリアは自分よりも少しばかり低い位置にある頭を撫でる



「貴女の体はもう限界、なの…。ユキのことだから、自分でも分かってるんでしょうけど…」

『っ…！』



そう、屋敷全体に幻術をかけるのがひどく遅かったのも、大空戦の開始前に綱吉くんとバイパーに幻術を見破られたのも体が悲鳴を上げていたから

原因は、きっと……



「原因は、私よ……私なの……貴女に呪いを凍結させなければ……！」

『ち、ちがうっ！』



ちがうよ、アリア

私の…いや、人の身には私の持っているこの力は大きすぎるんだ

コントロールが出来ないから、全力を出すというワンパターンしか体が覚えてくれない



『ちがうんだよ！！ アリアの所為じゃない！！』



だから泣かないでよ、ねぇ

情報操作をして社会から真美ちゃんの存在を隠し、でも本人にはそれを知らせずに普通の女の子と同じように毎日を過ごさせてくれて…ジッリョネロには、アリアには、感謝してもしきれないくらいなんだよ

ありきたりな言葉やお金じゃ表せないくらい助かったから、だから私はアリアの呪いを凍結させた

死んでほしくないってゆーのは間違いなく本心だ

だから全身が引き裂かれそうなくらい痛くたって耐えられたんだよ

あの時思ったことはニセモノなんかじゃない…だから悲しまないで…



『…私なんか…っ、バケモノなんかの心配、しないで…』



こんなことを言ったらアリアに怒られると思ったけど…でも、ホントのことだし

視線をずらすしてアリアの後ろに向け……フード越しにバイパーと目が合った気がしたからまた視線をずらした

ここまで卑屈になるなんて…はは、普段じゃ考えられないな



『力を使い過ぎたって、使わずに一生を過ごしたって…どうせ早くに死ぬ運命なんだから』



自分のことなんだ、私が一番分かってる

これじゃスクアーロに命を大切にしろ、なんて言えないか…

顔を伏せて自分を皮肉るように嗤う









バチンッ









頬に衝撃が走る



『…え……』



打った手は震えていてそれほど衝撃はなかった筈なのに…

打たれた箇所が熱を持って、抉られたかのようにひどく痛んだ

「う〜ん…中途半端だけど、これにてリング編は終了かな」マ「やっとか、長かったね」「んねー」ヴェ「次は旅行編だそうじゃないか」ス「そろそろハイテンションに戻るんだろ!」「そだね。やっぱユキちゃんはハイテンションでなくっちゃね!!」マ「はぁ、また五月蝿いのに戻るんだ」ス「とかなんとか、オメーが一番待ち望んでたんじゃ…」マ「…ウロボロス」ス「ギャアアア!!」ヴェ「まったく…次回もよろしく頼むぞ」「ヴェルデ私のセリフ取らないで!」ヴェ「ふん」→←「むむー、シリアルが続くなぁ」骸「やっとこのpartの本題に入れましたね、師匠」「そだね。でもあと数話でこのpart6も終わっちゃうんだよねー」骸「それは…堕作者め、計算を間違えましたね」「罰としてアイス分捕ってこよーっと!」骸「では僕はチョコを」「「クフフ…」」

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