転生したら三浦ハルの姉に!?・・・って ちょーモブだから出番なくね? part6

「肉ッ」フ「わーガツガツ食べますねー」ベ「しししっ、ボスみてー」「血肉を作るためには肉を食べなくっちゃね!がぶりっ」ベ「にしても…食べすぎじゃね?」フ「ボスと張り合えちゃうくらいの量ですねー。どこにそんなお金あるんですかー」「バイトとか、あとはマのつくおっさん共を×××したりして」フ「放送禁止用語使うなよ」ベ「おいカエル口調」フ「ゲロッ」 ページ32

シン…と静まり返る校庭に笑いが込み上げる

っぷ、なんて顔してんのさキミ達

笑っちゃうくらいのマヌケ面だよ、そんなんでだいじょぶ？



『っ……はっ、はっ……ごぼっ…』



さいあッく…！ 口ん中が鉄の味で一杯だ…気持ち悪い

唇から顎、そして首筋へと伝っているであろう血と涎を袖で強く拭う

あーあ…血が止まんないや

大空のリングを嵌めている左手は血塗れ



『…わ…かっ、た…？』



ぐっと目に力を入れてマグロとザンザスくん、その他を見回す

………これで、原作を変えられた…



「血を…拒む…」



ポツリと小さく呟いたマグロにパチリとウインクひとつ

ユキちゃんはまだ余裕ですよ、ってね



『そう、大空のリングは…私の、血を…拒んだ。それは私がボンゴレファミリーのボスの座を継承すべきではない、いや、する資格を持ってなっ…から…っごほ』

「(もしか、して…)」

『…マフィアってのは、血統に拘るもんだから、ね……ごっ、ぶっ』



私の足元に広がる紅い湖……血を吐きすぎたからかフラつく

マグロは答えに辿りつけたかな…ザンザスくん、は……



「…っは」



嘲笑うように、でもどこか諦めたような色をかすかにその真紅の瞳に灯しながらマグロを睨みつけた

そして、言い放つ



「……そうだ。オレと老いぼれは、血なんてッ……繋がっちゃいねぇ！！」



怒りに燃えた声が、私にはどうしてもただの男の子が心の奥底から泣き叫ぶ声にしか聞こえてこなかった

再び静まり返る校庭には私の血を吐く音だけが響く

…血、ね

血で人生が左右されるなんて堪ったもんじゃない、馬鹿らしい

でもその馬鹿らしい考えは裏社会で生きて行くかぎり付いて離れることはない

全く、面倒なものだね



「XANXUS…」

「同情すんな！！！ カスが！！！」



息を切らして叫ぶザンザスくんに、未だ私の幻覚に縛り付けられたままのスクアーロが静かに言葉を紡ぐ

その内容はザンザスくんがボンゴレ�柔い飽�き取られた経緯とクーデターゆりかごまでの話

マグロがザンザスくんに問い、彼は悲痛な声で叫び返す

…正直、意識が朦朧とし始めていて何を言っているのかよく聞き取れなかった

でも、ひとつだけ



「気色の悪い無償の愛など…！！」



愛って、とてもあたたかいものなんだよ

愛してるから裏切られたら悲しいし、憤りたくなる

十分な愛を貰えてこなかった？

私はアナタを愛してます

アナタの周りにいる人もアナタのことを愛してますよ

よく、見て

「空気になってる人多くない?私もだけど」骸「名前があるだけいいじゃないですか!僕なんて『おチビさん』ですからね!?」「あー、じゃあナッポーがいい?」骸「クハッ!?」「ナスビJr.でもいいけど?ぷぷぷっ」骸「笑ってますよね!?そんな名前は御免ですっ。やっぱりこのままで十分です!!」「そっかぁ(ニヤリ」→←「ハイ、シリアルー。いっらねー」ツ「しーっ!ユキさん しーっ! 今回のシーンは結構大事なトコなんですから五月蝿くしちゃダメですよっ」「あーああ――!!」ツ「コラ――ッ!!静かにしてくださいって言ったばかりじゃないですか!!」「おやおや、キミの方が五月蝿いぞ?(ﾆﾔﾆﾔ」ツ「ムッキ―――!!」「ちなみにさっきのはターザンのマネでした!」ツ「幻覚で見事に再現してましたからねッ」「わーマグロに褒められても嬉しくなーい」ツ「ヒドッ!?」

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