第64話 超生物とは…？？ ページ19
《み、峰だったのに…》
《黒兎どころかその後ろにいるパンファまで吹き飛ばしたぞ…》
《しかもアイツら、最初にユキとミドゥーザが壊したタワービルの残骸にあちこちぶつかって…》
《髪の毛もザンバラにされてます…》
《あっ、パンファって人、白目剥いてる…》
《あっ、服まで斬られて可哀想…》
《あの大剣まで木端微塵にされて…》
《あんなの居合切りじゃねーよッ！！！》
《まあ、ユキさんだから…》
トカゲくんと同レベの硬さを持ってた割に、黒兎もよく飛んだな〜。
【あれっ、ネヴェリータの匣って人間が超生物そのものに変化するとか何とかって言ってなかったか…？ あるぇ？ 超生物とは……？ むしろお前が超生物なんじゃね？】
うわ、やば、お梅ちゃんの刃がちょっと傷んでる…
さーて、いい感じに二人とも戦闘不能になってるし、メガネのとこに合流すっか〜…………どこに向かえばいいんだ？
【お前が通信機ぶっ壊したからぁ！！】
ま、適当に行くか。
『あ』
ワカメヘア―のこと言うの忘れた。
【それ一番大事なやつゥ！！】
◇◇◇
《獄寺君！！ 桔梗が防衛ラインを越え攻めてくるぞ！！ 山本君たちが標的を仕留めるまで奴を足止めしてくれ！ あとはユキさんの伝言も忘れずに！》
「んなこと分かってる。奴はここから一歩も通さずに倒す」
ユキの忠告通り、入江の通信が入る前から匣を開けていた獄寺は相棒の瓜とともに徐々に見えてきた桔梗に気を引き締める。
自分が桔梗だったら……炎を使った戦闘を覚えたばかりのガキ相手には余裕を持って相対してくるだろう、匣さえ開かない可能性さえある。
その考えに至った獄寺は瞬時に
「ハハン」
「！」
肉薄してきた桔梗が繰り出す手刀を避け、瓜とともに後方へ下がる。
「(速え！！)」
この速度からすると、先に匣を開けておけというユキの伝言は理にかなっている。
それに避けた瞬間、シールドに何かがぶつかった微かな音がした。
「ここは通さねぇぞ」
「あなたがその気でも、私は標的である入江正一の元に向かいます。しかし、それにしても既に匣を開けているとは……三浦ユキの入れ知恵ですか？ まったく小賢しい」
第65話 小賢しい女→←第63話 必殺の一撃はトラウマもの間違いなし
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霽月(プロフ) - ゆきなさん» コメントありがとうございます。さ、最初から…もはや最初の頃のは書き直したいレベルでお恥ずかしい限りです。最後まで面白いものを書けるよう、頑張ります！ (2019年3月11日 19時) (
レス) id: b6246d6e58 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - こんな遅くにすみません！２日かけて最初からユニちゃんと未来で再会！って感じの所まで読みました！面白かったです！これからも無理せずに頑張ってください！ (2019年3月7日 1時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霽月 | 作成日時：2018年4月17日 22時
