なんかな_ソジュン視点 ページ38
プレゼントができ上がる間、店員がくれた便箋に手紙を書き始めた。
_ジョングクへ。
そんなにこいつら親しい仲なのか?
てっきりテヒョンと付き合ってるのかと思ってたけどな。
でもまぁこいつも美人だし、なんせこの性格だし。
彼氏の1人2人…いや駄目だ。
そんなの俺が認めない。
は?
いやなんで俺が認めないとか言ってんだよ。
別に関係ないだろ。
にしても、綺麗な字だな。
前は日本人の字代表だったのにいつの間にか字まで成長して、そこらの奴らよりもよっぽど達筆だ。
1文字1文字丁寧に書くのはただ単にまだハングルに慣れてないんじゃなくて、こいつの心の綺麗さが出てるな…。
_ジョングクへ
お誕生日おめでとう。
最初は最悪な出会いだったけど、あの時のジョングクのおかげでこんなにも韓国語が上達したんだよ(笑)
花火大会も楽しかった。色々大変だったけどね?
でも本当にいい思い出をありがとう。
いい一年にしてね。
_Aより
花火大会行ったなんて聞いたこともなかった。
俺、あんまりこいつのこと知らないのか。
なんか対抗心っていうかさ。
湧くのはなんかな…なんなんだろう。
店員「できあがりました〜」
A「はーい。」
Aが嬉しそうに小さな紙袋を持って帰ってきた。
ガキみたいで可愛いな 笑
ソジュン「よし、終わったか。」
A「はい!」
ソジュン「そんじゃぁ…飯でも食うか?奢ってやるよ。」
A「え、でも…。」
ソジュン「いいんだよ。ほら、行くぞ。」
今日はどうも俺らしくない。
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作者名:たんぐん | 作成日時:2019年8月26日 22時