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◇５：早急に ページ5
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冷蔵庫に適当にあった具材で作ったうどんを二人で頬張りながら、
気づけばお互いの将来の夢の話をしていた。
和「ずっと舞台の裏方をつとめたくてさ、なんだろ、うまくいかないもんでね。」
「絵に携わる仕事がしたかったの。親は良いって言ってくれてたんだけど
当時の担任に猛反対されてそれっきり。諦めちゃった(笑)」
ワインなんて開けちゃってこんな話をしてたもんだから
「おうおう、兄ちゃんも苦労してるんだねぇ(泣)えらいねぇ(泣)」
和「…ねぇA？」
「なんだい？(泣)」
和「そういうことだからしばらくここに住んでもいい？」
「おうよっ、ヒック！任せとけぇ！」
和也は私が酔いつぶれたタイミングを見計らって
とんでもない約束をしてしまったのでした。
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作者名：高橋 | 作成日時：2015年3月31日 17時
