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鳴くんは手伝うって言ってくれたけど
貴重なオフを私なんかのために使わせてしまっていいのか・・・。
申し訳なさと嬉しさで複雑な気分。
『何着てこ・・・・・・』
鳴くんはお友達だしそんなに気合い入れなくてもいいよね
シンプルなTシャツとロングスカートにベルトをつけて
もういっか、と着替えを終える。
寝癖を直してあとはいつも通り。
『よしっ!行くぞ!』
どんなプレゼントがいいかな。
何あげたら喜んでくれるかな。
去年は服あげたんだ。
1人でお買い物行った時に
メンズのお店の前通ってたまたま目に入った服
『これ、かつ似合いそう・・・』
似合いそうだから着せたかったっていう欲求だったけど
「ありがと」
って珍しく柔らかく笑ってたから良しとした。
何を買うかなんて全く決めてないけど
どんな反応するのか、喜んでくれるか、
そんなことばかり考えていたら
あっという間に待ち合わせの駅に着いた。
まだ10分前だからほっとしたのもつかの間
「あ、Aちゃん!」
聞き覚えのあるよく通る声
『えっ、鳴くん?!』
「おはよっ」
まだ10分前、私時間間違えてた?!
と脳内で慌ててると
「俺今来たとこだから大丈夫」
と笑ってくれた。
『わ、よかった・・・・・・』
「とりあえず行こっか!」
『うんっ!』
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幸菜(プロフ) - シェリーさん» コメントありがとうございます〜!そう言ってもらえて嬉しいです(;;) ほかの作品もぜひ覗いていってもらえると嬉しいです(;;)(;;) (2018年12月12日 19時) (レス) id: 25eae0690c (このIDを非表示/違反報告)
シェリー(プロフ) - 今更ごめんなさい〜。すごくいいお話でした。泣きました。ほんとに。鳴ちゃんがかっこよすぎて……。かっこいい鳴ちゃんを書いてくださってありがとうございました! (2018年12月5日 22時) (レス) id: ddd17e384f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:幸菜 | 作者ホームページ:http://twitter.com/arykn___
作成日時:2018年9月4日 0時