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＊ epilogue ＊
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冬らしい厳しい寒さが続いている。
１２月に入ってもっと寒くなった気がする。
日曜日なのに真面目な私は勉強してる。
誰か褒めてぇ、と思いながら机に突っ伏すと
携帯が新着メッセージの知らせを鳴らした。
��Aちゃんお誕生日おめでとう！大好き！��
『鳴くんだ･･･』
そう、今日は私の誕生日。
鳴くんからは連絡が来るのに
勝之からは一向に来ない。
もしかして、
『忘れられてる･･･？』
いやいや、そんなはずない、もう何年目の誕生日か分かんないくらいなのに、まさか。
と思ってたけど
２時間後
『こ･･･来ない･･･』
あまりのショックに床にへたりこんでいると
お母さんの声がした。
「A〜お客さんよ〜」
誰だ、それどころじゃないのに。
渋々玄関に向かい、ドアを開けると、
「･･･誕生日、おめでと」
顔を真っ赤にして経っている私の愛しい人が。
私がプレゼントした服を着た愛しい人。
その両手には大きな花束が･･････。
��いつか彼氏に花束貰う誕生日来るかなあ��
��夢見すぎだろ現実見ろ��
『･･･夢見すぎじゃなかったじゃん』
「･･･うるさい、素直に受け取れば」
心臓の音がうるさい。
いつの間にこんなにかっこよくなっちゃったんだろう。
『ありがとね』
あまりの衝撃と喜びで涙が出そうなのを
必死に堪えながら一言そう言うと、
彼は優しく微笑んだ。
私は滅多に見れない彼のその顔が大好きで
それだけで最高のプレゼント。
生まれてきてよかった。
『かつ』
「･･･ん」
『出会ってくれて、好きになってくれてありがとう』
．
嬉しそうに微笑んで話す彼女は
彼女によく似合う花束を大事そうに抱えてる。
紫色のスターチスが印象的な可愛い花束。
花言葉は
《 永遠の愛 》
何度だって君に花束を贈る。
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幸菜(プロフ) - シェリーさん» コメントありがとうございます〜！そう言ってもらえて嬉しいです(；；) ほかの作品もぜひ覗いていってもらえると嬉しいです(；；)(；；) (2018年12月12日 19時) (
レス) id: 25eae0690c (このIDを非表示/違反報告)
シェリー(プロフ) - 今更ごめんなさい〜。すごくいいお話でした。泣きました。ほんとに。鳴ちゃんがかっこよすぎて……。かっこいい鳴ちゃんを書いてくださってありがとうございました！ (2018年12月5日 22時) (レス) id: ddd17e384f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：幸菜 | 作者ホームページ：http://twitter.com/arykn___
作成日時：2018年9月4日 0時
