検索窓
今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:121,459 hit

彼女。136 ページ39







無事日が暮れ始める前に準備を終えた。




「お肉!!」


「坂田、お前は野菜も食え。」


「わしの握ったおにぎりはどや。うまいやろ。」


「うん、普通。」


「そらるんもっと褒めて!!」




少し遠くの方で賑やかな4人と、じゃんけんに負けて黙々と焼き続ける私とまふ。


凄い勢いで食べていくから、たくさんあったお肉も半分なくなった。




「あ、これ焼きすぎちゃったかも。」


「焦げてるね、この皿に避けとこっか。」


「はーい。」




初めは日がばちばちしてて怖がっていたまふも、今はこなれてる感がすごい。


焼きそばを炒めていると、彼がそれをキラキラした目で見ていた。


なるほど、食べさせろってことね。


一口分くらいをとって、フーフーして、




「はい、あーん。」




ってまふの口元に持っていけば、嬉しそうに笑って口を開けた。




「ん、あーん、


うん、美味しい。」


「本当?よかった!焼きそば久しぶりに作ったから心配だったんだよね。」




まふのお墨付きをもらって、出来上がった焼きそばを6人分お皿に乗せていく。




「Aは料理上手だから大丈夫だよ。」


「ふふっ、ありがとう。」




焼きそばを食べた時に、まふの周りについたソースを人差し指でとってあげると、少し恥ずかしそうに笑った。




「付いてたなら言ってよ!」


「ごめんごめん、つい、ね?」


「もう〜。」




お互い顔を合わせてクスクス笑っていると、さっきから聞こえていたはずの4人の声が聞こえなくなったことに気づいた。


パッとそっちを向くと、ニヤニヤしながら笑ってるそらうらさか96。




「はい、あーんっ」


「あーん!」


「甘い。」


「わしのAめっちゃ可愛いんやが?」




あーんをするうらさかと、焼肉を食べながら甘いっていうそらるさん、ちょっと理解したくない96ちゃん。




「「はぁ…。」」




思わずため息が出た。




続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←彼女。135



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (181 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
702人がお気に入り
設定タグ:歌い手 , まふまふ , 恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

りりな - をんぬさん» こんなに「お互い様」という言葉が似合う状況があったとは…!!(黙 (2018年3月29日 14時) (レス) id: 44385e2a4f (このIDを非表示/違反報告)
をんぬ(プロフ) - りりなさん» コメントありがとうございます!!おおおそう言っていただけて嬉しいです!頑張ります!(遅寝はお肌の大敵ですよ…!!と言いつつ今2時ですね…) (2018年3月29日 2時) (レス) id: 813ed47718 (このIDを非表示/違反報告)
りりな - コメント失礼します!キュンキュンと泣けるのと色々あって最高です!更新楽しみに待ってます!(こんな時間にコメントをする奴。現在時刻朝1時21分) (2018年3月23日 1時) (レス) id: 44385e2a4f (このIDを非表示/違反報告)
をんぬ(プロフ) - なおみさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけてとても嬉しいです…!!ありがとうございます!頑張ります! (2018年3月22日 7時) (レス) id: 813ed47718 (このIDを非表示/違反報告)
なおみ(プロフ) - 泣きました。゚゚º(゚´ω`゚)º゚゚。 これからも楽しみにしてます!! 更新頑張ってください! (2018年3月16日 16時) (レス) id: 73e619451a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:をんぬ | 作成日時:2018年1月21日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。