まふまふの彼女（続）

彼女。122 ページ25

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まふまふside





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その日は流石にゲーム配信の話は出来なくて、結局僕はAの家で一晩を過ごした。


そらるさんにその写真と足音の話をしたら、僕ももしかしたら目をつけられてるかもしれないって言われたのだ。


…犯人がAか僕のファンである可能性が高いって。


もしそうなら動機もわかる。


嫉妬、とか。


だから、Aにはそらるさんから言われたことを言わなかったけど、適当に理由を作ってお邪魔させてもらった。




「ん、美味しい〜。」


「甘いのが体にしみるね。」




そして今日は写真を持って行って警察に話して、今はカフェに入ってひと息ついている。


僕らの担当だった警察官の人は、比較的優しくて親身になって聴いてくれた。


ただ、まだ明確な被害が出てないから大きくは動けないらしく。


だから小さくても進展があればすぐに報告してくれということだった。


目の前でケーキを食べるAは、朝の不安そうな顔がだいぶましになっている。



…よかった。



昨日、僕に話してくれた後、大丈夫と言いつつもまだ不安そうで、夜もあまり寝れてなかった。


遅くまでちょくちょく携帯見たり、寝返りしたり。



僕にできることはこれで全部のはずだ。


それでも、もっと何かやれることを、って思う。


大切な人がこんな目にあってるんだから当たり前だけど。




「今度はアップルパイ食べたいなぁ。」


「んふふっ、まだショートケーキ食べ終わってないじゃん。」




ショートケーキを頬張って、幸せそうに笑うAを見て安心する。


…もうAの泣く姿は見たくない。


ずっと彼女が笑っていられるように、


これ以上怖い思いをしないように、


僕が守らなきゃ。




「まふ、どうしたの？」


「ううん、なんでもないよ。」




Aだけは絶対に傷つけさせたりなんてしないから。





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更新遅れてすみません。
体調不良で倒れておりました…
まだまだ寒いので皆様もお体にはお気をつけて！

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