まふまふの彼女（続）

彼女。118 ページ21

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まふまふside




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日が暮れる頃に家を出て、僕のマンションから比較的近くにあるAのマンションへきた。


今晩はAとご飯を食べて、ゲームをする予定だ。


そらまふうらさかAでゲームをするために、配信方法を教えるためにも、今日は彼女の部屋にお邪魔することになった。




ﾋﾟ-ﾝﾎﾟ-ﾝ




マンションのエントランスで、Aの部屋の呼び鈴を鳴らすと、はい、と綺麗な声が聞こえて。


僕の声を聞くなり、すぐに開けてくれた。


今日は何作ってくれるんだろう…♪




「わ…っ、 ！」




そんなウキウキしていた僕は、周りに目がいってなかったため、何かに滑って転びかけた。


今日雨降ってなかったのに、

って思って足元を見ると、一枚の写真が目に入る。




「ん？」




目が悪いから見えなくて、人の写真を見るなんていけないけれど、


これが大事な写真だったら持ち主さんに、踏んじゃったことを謝らないと。



そう思って焦ってそれを手に取り見ると




「A…？」




そこに写ってたのは、あまり画質は良くないけれど明らかにAだった。


僕が見間違えるはずもないし、絶対にそうだ。





でもこれ、






「隠し撮り、だよね？」




…嫌な予感がする。


歌い手は芸能人じゃない。


でも彼女クラスになれば軽く有名人で、僕もそうだけど、AはCDも出してライブでは顔出しもしてる。




「…。」



この先のことは考えたくない。




けど、


最近そういうのでつかまった人もいた。


そのニュースをテレビでもネットでも見たんだ。




…予感が、確信に変わった気がした。





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