まふまふの彼女（続）

彼女。114 ページ17

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「お疲れ様でした〜。」


「お疲れ様でした！」




30分ほど2人でキャスをして、もう11時だからってことでお開きにした。


今日は食べ歩きもしたし、温泉につかったとはいえ疲れが取れたわけではない。


久しぶりに運動して疲れたまふは、結構ヘトヘトらしく。




「今日はずっと何かしら食べてた気がする。」




ぼーっとしてそう言うまふ。




「食べ歩きって食べすぎちゃうもんね〜。」


「Aめっちゃ食べてた。」


「それはお互い様でしょ。」




たしかに、ってハッとなったまふが、面白くて笑ってしまった。


…相当疲れてるなぁ。




「まさかAと生放送出来る日が来るなんて思ってなかった。」




惚けているまふは本当に嬉しそうだ。


今日やってよかったなぁ、って。




「ふふっ、それもお互い様ね。」




私たちの関係を好まない人ももちろんいるから、一緒に生放送するのは控えていた。


ただ、最近2人で何かしてください、みたいなコメントが多くなったのだ。


それに私も2人で生放送いいなぁ、って思っていたことも確かだったから。


実際今回はアンチコメは私の見る限り見なかったし、比較的平和な放送だった。


最近は男女コラボすら叩かれることもあるから、少し怖かったんだけど、この調子なら続けてもいいかなって。




「今度はさ、一緒にライブしようよ。」


「え〜、そんなのできる？？」


「出来るよ！夢はでっかく行かなきゃ。」




うんうん、って少し興奮した様子のまふ。


そのステージを想像してか、フワァっと幸せそうな顔をした。


…2人でできたら確かに楽しいだろうなぁ。


今までツーマンはやったことないし。




って、流石に厳しいか。




眠気と疲れとでフラフラしてるまふと横に並べられた布団に寝転ぶと、寝惚けて私の布団に入ってきた彼。


長い腕を回して胸に引き寄せた。




「まふ？」




…ああぁぁっ、恥ずかしい心臓うるさい…！


早く離して、と、トントンっとまふの胸を叩くと、上から寝息が聞こえてきた。




「えっ、寝てる…。」




はぁ、とため息を漏らすも、背中に回された腕はがっしりしていて離す気はないらしい。


んん寝れないっ！！




なんて思いつつも、まふのｽ-ｯｽ-ｯと気持ち良さそうな寝息に誘われ、瞼を閉じた。





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