フード被りの天才少女は夢ノ咲学院へ転入してきました (ページ7)

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呼び出しページ7

貴女side

一言言ってから部屋を後にし、電話に出る。

貴「もしもし？章臣、どうした？」

椚《あぁ、突然悪いな。実は、今から夢ノ咲学院に来てほしいんだが。いいか？》

あ。章臣は普段、敬語を使って話すけど私と話す時はこの口調で話しているんだよ～。

何か、特別扱いされてるみたいで嬉しいなぁ……

て、いやいや。それよりも!!

貴「はい？ちょ、え。」(混乱中)

椚《落ち着け。突然なのは分かっているが、色々と説明をしておきたい。渡したい物もあるしな。だから、今から夢ノ咲学院に来い。》

ちょいちょい、最後命令口調だったんですけど…

え～、でも今日って……

貴「今日って、火曜日じゃん。登校日でしょ？やだよ、アイドル達と鉢合わせしたら……」

椚《大丈夫だ。昨日と今日は振替休日で、練習に来ている少数の生徒しか居ない。いいな？絶対に来いよ？そうだな、時間は2時だ。じゃあな。》ﾌﾟﾂ

貴「へ!?あ、章臣!?」

アイツ、きりやがった。(怒)

うぇ～、ヤダな…

眠いし、めんどくさいし……

でも、行かないと怒られる…地獄やんけ。←

｢ハァァァァ」と溜息をつきながら、部屋に戻る。

仕方ない、あの方法で行くか。

ｶﾞﾁｬ

貴「心美～。ちょっと、頼みたい事あるんだけどいいか？」

桃瀬「なになに!?クロくんからのお願い!?」

何かテンション上がってる。

あ、その前に。

貴「皆んな、聞いてくれ。」

大きめの声で言った。

部屋に居た人達はバッとこっちを見る。

貴「実は＿＿＿」

私は、転入の事、今の電話の呼び出しの事を全て話した。

話すと当然驚かれ、心配もされた。

が、何とか説得しておさまった。

貴「あ、でも。仕事に支障はきたさない様にするから安心してくれ。……で、本題何だが…心美。」

桃瀬「なに？」

心美はワクワクした顔で聞いてくる。

意を決して、口を開く。

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貴「男装したいんだけど……メイク…出来る？」