フード被りの天才少女は夢ノ咲学院へ転入してきました (ページ14)

今日:2 hit、昨日:4 hit、合計:52,745 hit

朝ページ14

貴女side

ｼﾞﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘ!!!!

貴「……」

ｼﾞﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘ!!!!

貴「……」

ｼﾞﾘﾘﾘr((ﾊﾞｷｯ!!

貴「うるっせぇ!!起きとるわボケェ!!」

朝から目覚まし時計の爆音の所為で、機嫌悪いです。

あ、時計は殴ったら壊れたよ。

つか、今何時だ？

隣に置いてあるスマホの電源を付け、時刻を確認する。

貴「んぅ……7時半か…………ん？」

7時……半？

貴「はぁぁぁぁぁ!?」

その事に頭が一気に冴えて、布団から飛び出て、昨日貰った制服に着替える。

ブレザーの下には、白いパーカー。あ、ちゃんとネクタイは付けてるよ。

バタバタと布団を畳み、リビングに向かい、台所から2個のおにぎりと緑茶を持って椅子に座る。

ヤバい……寝坊した上に、昨日の記憶があやふやだ。

確か……2時に夢ノ咲学院に行って、説明受けて、現プロデューサーの柴崎サンに会って、そこから……あ。そうか、また疲労感が出て陣に送ってもらったんだ。

また、迷惑かけちゃったな。

と、出ないとヤバいかも……

そこから、またバタバタと部屋に戻って、ウィッグを被りメイクをし、家を出た。

夢ノ咲学院までは、歩いて30分。今は、7時40分。

早歩きで行けば、20分ぐらいで着くか……

そう思い、足の動きを早めて歩く事10分。あと少しで、夢ノ咲学院に着くという所で、ある人集りが目に入った。

「へぇ、お前。夢ノ咲学院の生徒なんだな。」

「確か……Rabbitsだったっけか？にしても、ホントに女みてぇだな。」

「なぁ、俺達と一緒に来ねぇ？」

なにあの人達。夢ノ咲学院の生徒でアイドルって、男の子ナンパしてんの？キモっ!!

Rabbitsって、カワイイ系のグループだったな。

？「や、やめてください。」

男達の中心からは、泣きそうな震えた声が聞こえた。

助けた方が良いよね。

そう思い、フードを深く被りその人集りへと向かって行った。