38話 ページ8
リヴァイside
天井に向かって手を伸ばしているAは、ガバッと起き上がり、布団をギュッと握りハァハァと肩で息をして左目を抑えだした。
ペ「Aッ‼大丈夫⁉」
ペトラが心配して、手を伸ばすと
ガッと、その手を掴んだ。
ペ「いッ!」
かなりの力なのか、ペトラは痛そうに声をあげた。
リ「おい‼」
慌ててその手を離させると、Aは俺達を見て
『あ、あ…ごめん…なさ…』
そう言い、俺の方に倒れこんできて気を失ってしまった。
ハ「A…どうしたんだろう。ペトラ、腕大丈夫?」
ペ「はい、大丈夫です。それよりも、Aは大丈夫でしょうか。」
Aを見てみると、顔を真っ赤にさせてハァハァと肩で息をしていて、さっきの様に苦しそうにうめき声をあげていた。
バッと額に手を当てると、とても熱く熱を出していた。
リ「ハンジ、ペトラの応急処置をした後、コイツを着替えさせろ。」
ハ「え?…ッ!分かった!ペトラおいで。」
ペ「はい。」
ハンジは、一瞬戸惑うものの俺の腕の中にいるAを見て理解したらくサッサっと取り掛かった。
俺はAをベッドにそっと寝かせ、氷水とタオルを新しい物に代える。
リ「ペトラ、処置が終わったら飯を食ってこい。明日も早いだろ。」
ペ「あ、はい!ありがとうございます‼」
処置が終わりペトラが退室した後は、ハンジがAを着替えさせる為、俺は部屋の外の人扉の前で立っていなければいけない。
ハンジに、新しい氷水とタオルを渡し外に出た。
しばらくして、「入っていいよ。」と声が聞こえ中に入った。
ベッドに近づき、Aをみると髪を横で軽く結ばれていて、額には濡れたタオルが置かれている。
ハ「今熱を計ってみたけど、39.6℃あって高熱だから医務室に入る時はマスクしてね。」
はいっと言って、マスクを渡され黙って受け取る。
Aはまだ、苦しそうに肩で息をしている。
リ「ハンジ、看病は俺がする。テメェは、飯食って仕事をしろ。」
ハ「えッ⁉リヴァイが⁉」
リ「俺は、テメェと違って変な事はしねぇ。さっさとと行け。」
そう言い、ハンジを摘み出した。
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星夜覇月(プロフ) - りんかさん» すみません、私学生なんでテスト期間が今月あるんですよ。(遠い目)でも、楽しみにしてもらっている以上は、頑張って更新していきます! (2019年6月11日 6時) (レス) id: eec7854c05 (このIDを非表示/違反報告)
りんか - 続きがとても気になります!大変だとは思いますが、これから最新頑張ってください!楽しみにしています(*´∇`*) (2019年6月11日 2時) (レス) id: eeeeade8b8 (このIDを非表示/違反報告)
星夜覇月(プロフ) - アイスさん» コメントありがとうございます!これからも頑張って更新していくので、楽しみにしててください! (2019年6月9日 9時) (レス) id: eec7854c05 (このIDを非表示/違反報告)
アイス - 凄いドキドキがたまりません!頑張ってください、!!楽しみにしてます! (2019年6月9日 1時) (レス) id: 32eaf54f36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月下誠 | 作成日時:2019年6月4日 18時