55話 ページ25
リヴァイside
朝、食堂で飯を食っていると憲兵団のヤツらが来てAに試験を受けてもらうなんて言いやがった。
その時、ナイルが言った事がイラッときて長々と言っちまった。
そして、今は訓練場に居る。
食堂に居た兵士達は内容を聞いて、興味が沸いたのか見に来ている。
ナイルから説明を聞いて、またイラついた。
5分以内？数を教えてもらってないのにか？
ふざけんじゃねぇ。
つい、「待て。」と言ってAの言葉を遮った。
そして、俺は「立体機動装置を手にしたばかりのコイツには難しい」と言い、反論するが
俺の意見に対して、Aは
『心配してくださっている様で有難いですが、大丈夫です。』なんて返しやがった。
は？コイツ分かってんのか？
しくじれば、お前は死ぬかもしれないんだぞ？
その事を考えていると
ピクシスに、改めて「憲兵団に引き渡す事になる。」という事を聞き、現実を突きつけられるような感覚になった。
んな事分かってる…!!
その前にピクシスは、「リヴァイが、そこまで執着するとは」と言った。
俺も何でこんなにも、コイツに執着するのか自分でも分かんねぇ。
多分、同じ地下街出身のコイツに共通点を感じて情が移ったのか……
…いや、そんなモンじゃねぇ気がする。きっと、俺がこんなにもコイツに執着する理由はまた別に……
と、今はそんな事考えてる場合じゃねぇな。
改めてピクシスに言われ、受けなければいけない事が分かり、俺はAに
「絶対にしくじるなよ」
と、だけ言った。
Aは『はい』と返事をし、ナイルの声と共に飛び上がった。
Aを待っている間、ハンジが面倒くさくなったのは言うまでもないだろ。
数分してAは戻ってきた。
速くねぇか？
そう思いながら、ナイルからタイムを聞くと驚いた。
Aが言うに、巨人の模型数は20体。
その数を、3分弱で終わらせたのか？
コイツは、俺達が思っている以上の逸材なのかもしれねぇ。
そして、最後にザックレーのじぃさんが言った一言。
"この試験は、王政が提案したものだ。"
それには、流石に驚いた。
何で、王政なんかがコイツにここまで……
だが、今はコイツが合格した事だけ分かっていればいいと思い、ザワついている兵士達に向かってもそう言い放った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 134人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「進撃の巨人」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
星夜覇月(プロフ) - りんかさん» すみません、私学生なんでテスト期間が今月あるんですよ。（遠い目）でも、楽しみにしてもらっている以上は、頑張って更新していきます！ (2019年6月11日 6時) (
レス) id: eec7854c05 (このIDを非表示/違反報告)
りんか - 続きがとても気になります！大変だとは思いますが、これから最新頑張ってください！楽しみにしています(*´∇｀*) (2019年6月11日 2時) (レス) id: eeeeade8b8 (このIDを非表示/違反報告)
星夜覇月(プロフ) - アイスさん» コメントありがとうございます！これからも頑張って更新していくので、楽しみにしててください！ (2019年6月9日 9時) (レス) id: eec7854c05 (このIDを非表示/違反報告)
アイス - 凄いドキドキがたまりません！頑張ってください、！！楽しみにしてます！ (2019年6月9日 1時) (レス) id: 32eaf54f36 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：月下誠 | 作成日時：2019年6月4日 18時
