50話 ページ20
貴女side
そして、私が調査兵団に入団してから1週間がたった。
今日は、調査兵団存続に懸かった議会が開かれる。
その為、皆んなは少し落ち着きがない様子だ。
今は、午後2時半。
エルヴィン団長、そろそろウォール・シーナに行く時間だな……
そんな事をリヴァイ班とリヴァイ兵士長、ハンジ分隊長で昼食を食べながら考える。
ぼーっとしていると、バン!と慌ただしく食堂のドアが開いた。
何か、突然ドアが開くの多くないか…?
後ろを振り返ると、そこには憲兵数名と憲兵団団長のナイル・ドークが居た。
[ッ!!!?い、いやッ!怖い……!!!]
憲兵に対して、ワタシが反応し、怯え始めるがなんとか落ち着かせる。
突然の登場に食堂は静まりかえる。
ナ「Aは居るか!!」
大声で私の名前を呼ばれた。
私は席を立ち、ナイル団長の前まで行き
貴『はい。何でしょうか。』
ナ「お前か…。書類と同じ容姿だな。よし。今日、お前には議会に出てもらう。」
全「!!!??」
ペ「な、何でAが…!!」
食堂に居る兵士達は、ザワザワと騒ぎ始める。
私は動揺する事もなく、何となく呼ばれた理由を理解してただただ、立っていた。
リ「おい、ナイル。」
ザワザワと騒がしい食堂に、いつもより1オクターブ低いリヴァイ兵士長の声が聞こえた。
全「ッ!?」
それにより、食堂はまた静まりかえる。
ガタッと席を立ち、私の隣まで歩いて来たリヴァイ兵士長は、真っ直ぐにナイル団長を見つめ
リ「何故、コイツを連れていく必要がある。」
ナ「これは、ダリス・ザックレー総統からの命令だ。」
ハ「ザックレー総統から!!?」
ナ「あぁ、そうだ。今回の議会には、ドット・ピクシス、エルヴィン・スミス、そして、俺。ナイル・ドークとダリス・ザックレー総統が参加する事になっている。
そして、今日。そのメンバーでAと言う兵士は、調査兵団に必要なのか。地下街から連れ出す程の価値はあったのかを見極める。
判決を下すのは、ダリス・ザックレーだがな。
まぁ、俺は地下街のゴロツキの女なんて解散寸前の調査兵団には要らないと思うがな。」
見極める…
じゃあ、私は「連れ出す意味はなかった」と判断されたら、また…地下街へと逆戻りなんだ……
いや___殺される。
リ「おい。さっきから聞いてりゃ好き放題言いやがって。」
隣を見ると、いつもよりも目付きを悪くしたリヴァイ兵士長が居た。
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星夜覇月(プロフ) - りんかさん» すみません、私学生なんでテスト期間が今月あるんですよ。(遠い目)でも、楽しみにしてもらっている以上は、頑張って更新していきます! (2019年6月11日 6時) (レス) id: eec7854c05 (このIDを非表示/違反報告)
りんか - 続きがとても気になります!大変だとは思いますが、これから最新頑張ってください!楽しみにしています(*´∇`*) (2019年6月11日 2時) (レス) id: eeeeade8b8 (このIDを非表示/違反報告)
星夜覇月(プロフ) - アイスさん» コメントありがとうございます!これからも頑張って更新していくので、楽しみにしててください! (2019年6月9日 9時) (レス) id: eec7854c05 (このIDを非表示/違反報告)
アイス - 凄いドキドキがたまりません!頑張ってください、!!楽しみにしてます! (2019年6月9日 1時) (レス) id: 32eaf54f36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月下誠 | 作成日時:2019年6月4日 18時