検索窓
今日:2 hit、昨日:14 hit、合計:261,887 hit

人形が4。 ページ6

名前もしらない彼女の涙を見てしまった彼__鳴上嵐はとりあえず近づきながらも慌てていた。




「(えっと...気まずい時にきちゃったわね...
というか、あんな子、この学院にいたかしら...?

ん?でもあの服装って...見たことある...?)」




ただ、自分の記憶を探っていると、1つ思い当たる節があった。



___その瞬間に彼女の歌声は止まった。




そしてふと自分から来る視線に気がついたのか周りをキョロキョロと見渡す彼女。

それまで横顔しか見えなかった彼女の顔が見えた瞬間、彼が思っていた人が確信に変わった。



「『Valkyrie』のAさん...!?
え、でもなんでこんな所にっ...!!?」



彼にとって大好きなとある先生の次に大好きな彼女。
そう、嵐は彼女のファンであったのだ。


あわてる彼を見つけたAは嵐の方にやってくるので嵐は余計にあわてている。




『貴方...誰?
青いネクタイって事は2年生ね...』



「え、は、はい!」



Aが目の前で話すので緊張している嵐は思わず敬語(歳上なのであたりまえだが)になってしまう。




『...?あぁ、不登校と言われている私が学院に来ているから不思議に思ったのね__

それか私の正体がわからない...?

ってあら、話のしすぎね...』




「ほ、本物...?」




『えぇ、と言うか本物以外になにも...っ!?』



すると嵐はAの手をつかんだ。



「あたしっ!Knightsに所属している2-Bの鳴上嵐と言います!

宜しく御願いします!」




思わずの行動でびっくりしたAは驚きのあまり、目を点にしていた。




『Valkyrieに所属しているけど、今は休止をしている Aよ
クラスは3-B』



そう彼女が言った時、嵐はとある紙に気が付いた。
よく見てみるとそこには____。





「『ソロ活動の権利』...?」




その言葉を言った瞬間、彼女はその手を振りほどき 落ちてしまった紙を拾い上げて屋上を出ていった__。



「ふぅん...あれが噂のアンティーク人形ねぇ...♪」




1人の吸血鬼が見ている事も知らずに。

人形が5。→←人形が3。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (305 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
523人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

桜光 - すみません私だけかもですけど、絵 が見れない(;・д・) (2019年1月23日 20時) (レス) id: c1c7fb77d9 (このIDを非表示/違反報告)
kaimo(プロフ) - えぇ、続きはぁー? (2018年8月2日 16時) (レス) id: 23cc89f77e (このIDを非表示/違反報告)
メイ(プロフ) - いや、完結してないでしょ!夢主ちゃんとなずニャンどうなるねん! (2018年3月25日 20時) (レス) id: 11a946e9bb (このIDを非表示/違反報告)
蓮城桜2(プロフ) - この感じからしてまだ完結してないのかな?勘違いだったらごめんなさい!更新頑張ってください! (2017年12月21日 18時) (レス) id: bfea0b4b67 (このIDを非表示/違反報告)
あかりん(プロフ) - おぅふ…いいねー!この時が来るのを待ってましたー!友達もおすすめキてきまーす! (2017年8月26日 19時) (レス) id: d4b62537e4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:風鈴 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2016年3月14日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。