人形が27。 ページ40
少し前に時は遡り＿＿＿。
｢あぁぁぁぁ...、とうとう言っちゃったろ...｣
なずなは家に帰りつき、自分の部屋へ行き、バタリとドアを閉めると、ふにゃりとその場へ座り込んだ。
母親が｢夜ご飯、食べないの〜？｣と言っているのだが、そんな声はなずなの元には届いていなかった。
少しの後ろめたさもあったが、
ﾞいや、これをしないといけなかったんだ、そうだ自分、良くやった！！ﾞ
と心の中で言いつつもどこかでモヤモヤが残っていた。
それは、他でもないAの事。
ずっと、おれがRa*bitsに入るまで、あの子達に会うまで、ずっと側にいてくれた。
大切な...。
｢(あれ、Aっておれにとって、大切な......何なんだ？)｣
仲間、これは少し違う。
親友、いやいや女子が親友ってそれはない。
友達、少なくともそれより上の存在だと思う。
そう考えていると、今日の事が急に頭に浮かんだ。
ずっと、黙っておれ達を見ていたA。
そしてみかがおれに怒鳴って来た時に言った一言はとても震えていたようにきこえた。
その時少し胸が痛くなる感じがした事は覚えていた。
それを思い出した時、ハッと顔をあげた。
｢(あぁ、そういうことなのか...
というか、今まで気付かなかったおれも、馬鹿だよなぁ...)｣
少し微笑みながら、その場に立ち上がると椅子に座り、机の引き出しの中から１枚、手紙を出し
兎のシャーペンを持ち、なずなは紙に何かを書き出した。
少しでも、彼女の気持ちが揺れ動いてくれると信じて。
あの笑顔が、どうか戻ってきますように。
あの笑顔が、どうか自分に向いてくれますように。
｢Aは...おれの＿＿＿｣
｢好きな人、だからな｣
彼の部屋は彼女とおなじように、月明かりで照らされていた。
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桜光 - すみません私だけかもですけど､絵 が見れない(;・д・) (2019年1月23日 20時) (
レス) id: c1c7fb77d9 (このIDを非表示/違反報告)
kaimo(プロフ) - えぇ、続きはぁー？ (2018年8月2日 16時) (レス) id: 23cc89f77e (このIDを非表示/違反報告)
メイ(プロフ) - いや、完結してないでしょ！夢主ちゃんとなずニャンどうなるねん！ (2018年3月25日 20時) (レス) id: 11a946e9bb (このIDを非表示/違反報告)
蓮城桜2(プロフ) - この感じからしてまだ完結してないのかな？勘違いだったらごめんなさい！更新頑張ってください！ (2017年12月21日 18時) (レス) id: bfea0b4b67 (このIDを非表示/違反報告)
あかりん(プロフ) - おぅふ…いいねー！この時が来るのを待ってましたー！友達もおすすめキてきまーす！ (2017年8月26日 19時) (レス) id: d4b62537e4 (このIDを非表示/違反報告)
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