その怪奇現象、解決します

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今宮side

6「あー、遠征終わったぁ」

36「そうっすね。あー、Aちゃんに会いたい」

6「おっまえ、この前会ったばっかじゃん」


36「そうなんすけど、なんか落ち着くんすよね、Aちゃんといてると」

ニヤニヤしてる大成の顔を見ると、無性に腹が立ってくる


俺が教えなかったら知らなかったくせに…


俺がムスッとした顔に気づいたのか、大成はより一層のニヤケた顔になった



こいつの顔なんて見たくねぇ！

そう思って視線を変えた時、悲しそうな顔したギータがいた



珍しい


調子が悪くても寝るか笑ってるかの二択なのに。


6「ギータさん、どうしたんすか」



9「あ？なんじゃ健太か」


6「なんだとはなんですか失礼な。

てか、ギータさんものすごい顔色悪いっすけど、もしかして酔いました？」


そう、今のギータはもう病人以上の顔色をしている。

ギータが乗り物酔いするなんて聞いたことないけどな…




9「いや、そうじゃなくてな。

最近眠れてないんじゃ」



6「ギータさんが？珍しいっすね。


そうだ！せっかくオフなんで、福岡ついたらいいところに連れてってあげますよ！」




するとギータは俺からの誘いが珍しいのにびっくりしてるのか、目を少し見開いていた。




6「きまり！

大成！ギータさんも連れてくぞ〜」



36「えーマジッすかー、まあいいですけどー」




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柳田side


9「ここ、BARか？

まだ昼やのに開いとらんやろ」



6「実は昼はカフェやってるんだよ。ほら、入った入った」


9「ほぉ……こんなところ、あったんじゃな。

あ、こら！おすな！」




「いらっしゃいませ……あれ、今宮さんと牧原さんじゃないですか、こんにちは」


36「やっほーAちゃん」


6「席空いてる？できればカウンターがいいな」


「わかりました、こちらへどうぞ〜」



健太に連れていかれ、俺たちはカウンター席へ座った



「お連れの方は初めて会いますね、



はじめまして、柳Aです」



9「あ、ああ、柳田悠岐じゃ。よろしく」


この子、俺のこと知らんのか？

野球見ん子なんか……

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