◇◆３◆◇ ページ3
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「......なっ......////」
潤「うわ、なんか....恥ずかしい事言ったね、俺(笑)」
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松本さんの口から、「かわいい」だなんて
そんな言葉が聞けるなんて思ってもいなくて
夢みたいにふわふわした空気をめいっぱい吸った
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「そんな....、//」
潤「.....でも、本当に思うんだ。いつもそんな風に笑ってたら、......いいのになって」
残りのコーヒーを飲み干して、コトリと置いた松本さん
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少し緩まったネクタイ
無造作に掻き上げた前髪がセクシーで
ドキドキする
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松本さんの視線が
熱い......
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「....わ、笑うのが、苦手なんです」
潤「.....苦手？」
「なんていうか、幸せ不足っていうか....、私、昔からこんな感じだから.....当然寄り付く人もいなくって....、無理に笑うことをやめたんです」
優しく微笑みながら私の話に耳を傾けてくれる松本さんに
今まで言えなかった「寂しい」って気持ちが、込み上がる
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「.....そしたら、笑い方も、忘れちゃった....、」
涙が止まらなかった
２人きりのオフィス
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真夜中の闇に包まれているのに
心は温かくて
ぽろぽろと頬を伝う雫
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潤「.........さっきの、さ」
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潤「さっきの、答えてなかったよね」
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潤「彼女はいないのか、って」
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潤「教えてあげる」
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柔らかな香りがふわりと私の側に纏う
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気づいたら彼の大きくて温かな手のひらに包まれた私の両手
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絡み合う視線に
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心臓が止まりそう
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作者名：結嘉 | 作成日時：2016年2月21日 16時
