◇◆４◆◇ ページ4
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「.......松本さん、...手.......//」
潤「.....このまんまでいいから。聞いて？」
「........///、」
潤「俺ね、１年前から好きな子がいるんだ」
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松本さんにも想い人がいたんだ
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羨ましい
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「.....へぇ、」
潤「その子なにごとにもすっげー真面目で、人がいいから他人の仕事まで本気でやっちゃって」
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潤「俺が好きだって目線送ったって全然気づいてくんなくて。どうやって振り向かせようかって、毎日そればっか(笑)」
「......はぁ....」
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潤「..........でも、佐々木さんと話して.....今日やっと踏ん切りついた。想ってるだけじゃダメだなーって。ちゃんと言葉で伝えなきゃなって。じゃなきゃ、俺の想いも知らないうちに消えちゃうでしょ？」
「............、...」
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潤「......告白するわ、俺」
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.........え、好きな人に告白って？
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...........まさかの失恋？
嘘でしょ？
想ってただけ、だけど....それでも私は松本さんのことが大好きだった
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なのに
このシチュエーションで、私失恋するの？
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嘘でしょ？
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ありえない展開に、また涙が出そうで
くっと堪えるように俯いたら
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潤「..........佐々木....Aさん？」
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握られていた両手から彼の手が離れたと思ったら
その手はそのまま私の頬を包んで
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彼の人差し指が、私の前髪を梳かした
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潤「あなたのことが、好きです」
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顔を寄せれば口付けられそうな距離
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静かな空間に
私と彼の呼吸をする音だけが
響いた
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作者名：結嘉 | 作成日時：2016年2月21日 16時
