◇◆ Have a sweet time ◆◇ (ページ16)

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◇◆５◆◇ ページ16

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.....ウーちゃん？？？

私を指差してウーちゃんなんていうから、頭はハテナだらけで。

そしたらマサキさんがポッと顔を赤くして「だー！！お前っ//！！うるさいってば//！」って女の子たちの口を塞ごうとした

それから私をみて申し訳なさそうに、恥ずかしそうにはにかんで

「ごめんっ//、あの、いやそのね？売り子....さんじゃん？だから、...ウーちゃんって勝手に呼んでたの、売り子のウーちゃん....って//ごめんまじごめんっ//気にしないで//！？」

喋るほどに頬が赤く染まるマサキさんをみて

海の底まで沈んだ悲しみが泡みたいに消えていった

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「っふふっ//、大丈夫です、全然っ//(笑)」

おかしくって、愛しくって

ゆるみきった口元を隠すようにマサキさんに喋りかけたら

彼もまた、嬉しそうに口元を緩ませて「めっちゃ恥ずかしいっ！//」って言った

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雅紀「...ウーちゃん、じゃなくて、...、なにチャン？なの...//？」

私の名前、.....聞いてる？.....？

「え、...あ、....A、です、....」

雅紀「A、.....Aちゃんね！オッケー覚えた！」

なんという奇跡でしょうか

マサキさんから私の名前を尋ねてくれるだなんて

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雅紀「つぎからはウーちゃんじゃなくて、Aちゃんって、ちゃんと呼ぶから！ごめんね？」

可愛く許して？って首を軽くコテンと傾げてみせた

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「はいっ、//......、あ、じゃあこれ、唐揚げ弁当ですっ」

私が作ったことは、言う必要ないって思った

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だって、この笑顔がみられるだけで十分

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美味しいって言ってくれたら、それだけで、幸せ

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「ありがとう！じゃあ、またね！」

手を振りながらお姉さんたちと大学へ戻っていく後ろ姿をみて

「来週また来てくれますように」って、また願いながらその背中を見送った

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