【刀剣乱舞】カ ミ カ ク シ

10本。 ページ10

ま、とりあえず
ここの審神者さん見てからだな。





名前考えるのは。












「はーい……

お、君が政府が言ってた子だね？




俺は咲って名前で審神者やってる。


君は？」









私より頭一個分高い男の人が
すごい勢いでまくし立てる。







あ、顔は普通。


イケメンって訳じゃないけど
瞳は綺麗だと思う。














多分この人はいい人だ。






そう勝手に決めて笑いかける。










「えっと、私は狩奈と申します」





狩奈。






爺ちゃんの狩野から狩を貰い


何となく奈を付けた。

















どうしても爺ちゃんの名前を入れたかった。







私を守ってくれそうな気がしたから。










「……ええと狩奈は本名じゃ__」







「もちろん真名は他にありますよ」







そういうと咲さんはホッとした表情で
本丸の中に案内してくれた。























「……そういえば聞いてもいいですか」





「ん。どうかしたかい？」











咲さんは歩む足を止めて私に向き合った。









「何故ここの空気は重たいのでしょうか」






それを口にすると頬に痛みが走った。













恐る恐る頬に手をやるとベトリ、と手に血がついた









咲さんは使った刀を振るい私の血を落とした。













そして冷たい目で私を見やる。















「……それには出来れば触れないで欲しいな


狩奈ちゃん」









拝啓、眞子さん。






こちら、隠れブラックってやつではないですか？

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