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私は両手に鶴丸を抱えながら
咲さんを見やる。
恐怖と憎悪の籠った瞳。
私は出会った時のあの瞳が好きだったのに。
「__でも、忘れてないよね狩奈ちゃん。
この状況なら俺の方が有利だって」
咲さんは三日月をグッと肩に押し付けた。
ダラリ、とまた血が流れる。
忘れてなんか、いない。
圧倒的に不利なのは分かってる。
でも、屈する理由がそれだと
私は爺ちゃんに笑われてしまう。
「有利とか不利とか関係ありません。
やるか、やらないかですよ」
私は笑う。
こうすることしか出来ないから。
剣道をやっていたわけでもなければ
何かスポーツが出来たわけでもない。
ちょっとだけ料理とか裁縫とかは出来たけど
それは人並み程度。
真剣だなんて持ったことない。
そんな私に残された戦い方は
ただただ笑顔で相手を見ることだけ。
「っ！
何で……何で！！
そんなに笑ってられるの狩奈ちゃん。
俺に殺されるかもしれないんだよ」
咲さんは持っている太刀に力を入れだした。
ブチブチと肉と肉が裂けていく音がする。
そりゃあ、痛いですよ。
死にそうですよ。
でもね。
「__だって
神様が守ってくれますから、きっと」
そう言った刹那
急に視界が高くなった。
視界に入るのは驚愕している咲さんと
誰かの腕。
「俺の見ぬ間に随分と成長したな狩奈。
いや__Aと言った方がよいか？」
「……何故、狩奈の真名を知っている？
答えろっ！！
三日月ぃ！！！」
私を抱き上げた三日月さんは
にこやかな笑みをたたえていた。
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みんくor帝or校倉造(プロフ) - 佐峅＠暹羅さん» 大丈夫ですよ！ (2016年3月16日 22時) (
レス) id: c43f750a1d (このIDを非表示/違反報告)
佐峅＠暹羅(プロフ) - みんくor帝or校倉造さん» イラスト見ました！ありがとうございます（うふふ）あ、イラスト申請しても大丈夫ですか……？更新頑張りますっ！ (2016年3月16日 6時) (レス) id: ae8746a59d (このIDを非表示/違反報告)
佐峅＠暹羅(プロフ) - 悠俚さん» 返信遅くて申し訳ありません！いえいえ、描いてくださろうとしていただけただけで私は嬉しいですっ！昨日は更新出来なくてすみません！本日更新頑張ります！ (2016年3月16日 6時) (レス) id: ae8746a59d (このIDを非表示/違反報告)
みんくor帝or校倉造(プロフ) - コソっとtwitterでリプにて絵を送りました((楽しみにしています！頑張ってください！ (2016年3月16日 5時) (レス) id: c43f750a1d (このIDを非表示/違反報告)
悠俚(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています！絵が下手なんですいません描けないんです！(´･_･`) (2016年3月15日 7時) (レス) id: ebe9aa6a40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐峅
| 作成日時：2016年3月6日 0時
