【刀剣乱舞】カ ミ カ ク シ

21本。 ページ21

__ヒヤリと何かが当てられた。













薄く目を開けると

ご飯の時に割り込んできた









「……今剣……？」










そうか細い声で言うと

パッと頬を緩ませた。








「よかったです！

ちょっとたおれてただけみたいですねっ！」










……んん、倒れたかやっぱり。






先程までの自分を恨みながら

今剣に笑いかける。










「介抱ありがとうございます。

ところでどれくらい私は倒れていましたか？」








そう聞くとんー、と考える彼。






「たぶんいちじかんもたってないとおもいます！」







多分なのね、はい。












ありがとうございますと再度お礼を言い





横に目をやると














「あ……」






先ほど直した短刀があった。







ちゃんと鞘まである。





















私の視線に気がついたのが

今剣がああ、と呟く。













「……これ、粟田口の短刀なんです。







たぶん

ごこたい、か
みだれとうしろう、だとおもいますよっ！」









やっぱり短刀か。







とりあえず思ったことを聞く。











「……何故、私を運んで下さったんですか」






「だってたおれてたら
ふつう、たすけるでしょう？」













いや、他のひとだったら
私放置させてたと思う。







余所者だし。


















「……何故、







短刀が木っ端微塵になっていたのでしょうか」














それを聞くと

周りをキョロキョロしだす今剣。










「……聞かれてはマズイことですか？」








「んー、ぼくはいいんですが


みならいがあぶなくなります」









……心から思う。










眞子さん召喚したい、今すぐに。

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