18本。 ページ18
咲さんは
手伝い札でも使うか、と言ってきたが
気長に待ちます、と断った。
え、だって借り作るの嫌だし。
まあ、あと今すぐじゃなくても良いかなぁ…って(
そう言ったら咲さんは眉を下げて
じゃあ、出来上がったら見せてね、と言い
ふらりと何処かへ行った。
「……これ、太刀なのかなぁ……」
妖精さんがせっせと働く姿を見ながら
周りを片付ける。
だってまた次来た時に転んだら危ないもん。
次来るかは知らないけども。
と、砥石やら木炭やらを拾っていると
指先に鋭い痛みが走った。
「いっ……」
瞬間的に手を引っ込め
指を見るとダラリ、と赤々とした液体が流れ出す。
どうやら刃物で切ったみたいだ。
床が汚れないように近くにあった布で抑え
ゆっくりその資材を避けると
「……っつ！！！」
絶句した。
そこには粉々に砕かれた刀、と思しき破片。
おそらくこれで指先を切ったんだろう。
「……なんで…」
そう思いながらもその破片も集める。
丁寧に丁寧に。
…柄も出てきて本格的に刀だったものだと実感した
粉々になってもまだ治せるのかな。
そんな好奇心から
携帯していた手入れセットを取り出す。
これも眞子さんからのプレゼント。
まだ販売してないけれど
特別に、ともらってきた。
それを取り出し、ぽんぽんと刀に粉をふりかける。
が、依然として変化はない。
「……ん…」
ちょっと考えてから
そのキットを横に置く。
そして結界を張る。
今回は神力が外に溢れないようにするもの。
そしてそれを二枚張り、
袖を捲る。
「……１度神力を流し込んでみますか」
これでダメなら諦めよう。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 956人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みんくor帝or校倉造(プロフ) - 佐峅＠暹羅さん» 大丈夫ですよ！ (2016年3月16日 22時) (
レス) id: c43f750a1d (このIDを非表示/違反報告)
佐峅＠暹羅(プロフ) - みんくor帝or校倉造さん» イラスト見ました！ありがとうございます（うふふ）あ、イラスト申請しても大丈夫ですか……？更新頑張りますっ！ (2016年3月16日 6時) (レス) id: ae8746a59d (このIDを非表示/違反報告)
佐峅＠暹羅(プロフ) - 悠俚さん» 返信遅くて申し訳ありません！いえいえ、描いてくださろうとしていただけただけで私は嬉しいですっ！昨日は更新出来なくてすみません！本日更新頑張ります！ (2016年3月16日 6時) (レス) id: ae8746a59d (このIDを非表示/違反報告)
みんくor帝or校倉造(プロフ) - コソっとtwitterでリプにて絵を送りました((楽しみにしています！頑張ってください！ (2016年3月16日 5時) (レス) id: c43f750a1d (このIDを非表示/違反報告)
悠俚(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています！絵が下手なんですいません描けないんです！(´･_･`) (2016年3月15日 7時) (レス) id: ebe9aa6a40 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：佐峅
| 作成日時：2016年3月6日 0時
