第13話 赤 ページ16
天月side
司先輩があんなに冷たい所は初めて見た。
正直ビックリしたよ。
僕もさ、甘党加湿器っていうの一緒にやってるから
でも良かった。もうあんな司先輩はいないみたい。
いつも通り、面倒見の良い司先輩になった。
きっと楓先輩と何かあったんだろうけど...
後輩の僕が聞いても何もできないと思うんだよね...
って思ってたのに‼
坂田、容赦なく聞くじゃん！
【昨日のってどういう事ですか！？】
って目を輝かせて子犬のようなあざとさで先輩から聞き出すって...
まぁ僕も知りたかったからいいんだけどね
っていう回想はもう朝の古い話で、今はもう部活の時間だ。
僕達は軽音部。
バンドを組んでるんだけど、今は部員がかなり多くて楽器も被ったりしてるから
2つのグループに別れてるんだ。
1つ目のグループは、奏先輩、司先輩、僕、坂田の4人グループ。
2つ目のグループは、楓先輩、彼方先輩、今は訳があって休んでる佐伯先輩、そして今回入部してくれた期待の新星真冬君の4人グループ。
いつもはワイワイ楽しくやってるんだけど、
今日は緊張感が走っている。
だって今日は楓先輩の話を聞く日だから。
坂田と真冬君は興味津々で目を輝かせて待ってるし、
彼方先輩はダルそうにしながらも答えを聞き逃さないように慎重に待ってるし、
司先輩と奏先輩は楓先輩を見つめてる。
多分楓先輩をいつでも支えれるように見張ってるんだと思う。
『...実は______
楓先輩は目に涙の膜を張りながら、ゆっくり話して行った。
全部聴き終わった頃には知らなかった全員が驚愕して口が閉じなかったと思う。
...先輩。
僕は先輩より1つ年下で、あなたの後輩です。
頼りないのかもしれないけど...
天「もっと、頼ってくれたっていいのに。」
あ...こ、声に出しちゃった...
出すつもりなかったのに‼
あああどうしよう
彼「そうだよ。もっと頼ってくれたっていいんだよ。
楓を批判するような人、この中にいるわけないんだから。」
彼方先輩は、高校に入ってからずっと楓先輩たちと一緒で、黙られていた事をもっと怒っていいくらいなのに。
僕に賛同だけして口を閉じたんだ。
あぁ、やっぱ彼方先輩はかっこいいな。
こういう所が女子にキャーキャー言われるんだと思う。
すごいや。
『...あ、ありがとう。みんな』
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ねこもち−猫餅-(プロフ) - すみません(´・ω・｀)めっちゃ面白いですです！が、誤字を発見いたしましたので一応報告しようかと…。30ページのengelは、angelです！わざわざごめんなさい_(._.)_ (2021年1月3日 14時) (
レス) id: 0f1902c80e (このIDを非表示/違反報告)
にゃー - ありがとうございます！ (2018年1月30日 21時) (レス) id: 1d006eee88 (このIDを非表示/違反報告)
赤メガネのくせに緑が好きだ(プロフ) - にゃーさん» テキスト選択は文字を長押ししていただくと青くなり、いわゆる「選択」の状態になると思います。それを広げてくださると、文字が見えると思います！ですが、私の方ではAndroidでしか確認することができなかったので、iPhone等はできない可能性があります。すみません。 (2018年1月30日 19時) (レス) id: 6d19e4819c (このIDを非表示/違反報告)
にゃー - えと…テキスト選択ってどうやってするんでしょうか…（泣） (2018年1月29日 22時) (レス) id: 1d006eee88 (このIDを非表示/違反報告)
春星千風波(プロフ) - 月見だんごさん» ありがとうございます！ (2017年11月22日 17時) (レス) id: 0c4f4061b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月見だんご 赤メガネ x他2人 | 作成日時：2017年4月30日 22時
