【銀魂】私？私は夜兎のハーフで寺子屋出身で銀時たちの幼馴染です！ 〜寺子屋・攘夷戦争編〜

〇第３９訓　　“死んでしまえ”　　鬼の目にも涙 ページ44

私の全てが届かない









手も＿＿＿＿＿＿声も＿＿＿＿＿＿＿＿








何も――――――





.







腕がちぎれるくらい伸ばしても



喉を殺すように叫んでも





　 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿「・・・・・ありがとう・・・」＿＿＿＿＿＿
　





あなたの元へは届きませんでした







高「やめてくれェェェェェェェェ！！！！」







叫ぶ晋助の声がノイズに変わった




銀時の刀の軌道はキレイにスッと斜めに走り






私の視界にはもう、先生は在(い)ないんだと証拠付けるような場面(シーン)が映し出されていた







先生は・・・・・私の前から・・・・・






＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿私達の前から消えてしまった・・・・





見覚えのあるような飛び血は






また、私の頬を赤く染めた



ぬるりとした感触









あと１歩足りなかった



銀時、あなたのその剣を止めるのに１歩足りなかった




ほら、だって





もう今、銀時の傍にいる、触れてる







＿＿＿＿＿＿＿＿その涙は、私の頬にこぼれてる




涙はそのまま・・・・先生の血と混ざり、私が血の涙を流しているよう








息の吸い方が分からない





＿＿＿＿＿＿＿いま生きていることが理解できない






先生を殺したのは？誰？



斬った銀時？



つかまった晋助と小太郎？







違う








動けたはずなのに、動こうとしなかった




その場に、周りに、３人に重い思い咎を担う事を負かせた






私だ＿＿＿＿＿＿





天が・・・神様がこいつらの・・・奈落を動かす者ならば






神様なんて死んでしまえ








＿＿＿＿＿＿奈落(コイツら)なんて死んでしまえ





刀の柄に触れる




横目で晋助が銀時の名を叫びながら走るところをみかけた



それすらもただの背景のようだった




今私に見えてるのは









A「・・・・・お・・・・えら・・・んか」





クスッとこちらを見て目を細め、笑う奴




A「お前らなんか・・・・お前なんか・・・・・・」




楽しそうに、おもちゃを見た子供のようにほくそ笑むヤツ





A「・・・お前なんか・・・・死んでしまえ・・・・ッ・・・・・！！！！」






ボロボロと流れる雫



振り乱す髪・・・・・ヤツと同じ色の髪







ガキィンッ




鳴り響く金属の壊れる音



散るのは私の刀の刀身






＿＿＿＿＿＿＿ブシュウゥッ








舞うのは私の首筋から漏れる赤い紅い液体

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