【銀魂】私？私は夜兎のハーフで寺子屋出身で銀時たちの幼馴染です！ 〜寺子屋・攘夷戦争編〜

〇第３８訓　　“届かない”大きな歪 ページ43

銀時が腰をかがめて斬られる体制になっている先生に近づいて行く



そのためその場の全員の姿勢は銀時と先生へ集まっている

その間に そっと自分の腰に携えている刀に触れる





刀身を少しだけ出すとき周りには聴こえないくらいの音がカチャリとなった
一瞬でも大丈夫だと思ってしまった

大丈夫じゃない


コイツがいた






キィンッ






静まっていた空間に、金属がぶつかる甲高い音が響いた




A「・・・・ちっ・・・・刀使い・・・」




だめだ、コイツも桜族・・・・五感は鋭い

聴こえていたんだ、あの微かな音が



荒「残念ながら指名はお前じゃないんだよ、鎖使い・・・・剣を収めろ」


A「ああ、収めてやるよ。アンタの心臓にならな」




先にコイツを相手にしなくちゃいけないのか





荒「相手になるのは全然かまわないが
　 ・・・・・・オレを相手にするには心臓２つ貢ぐことになるぞ？」





そうやって刀使いは親指で自身の後ろの晋助と小太郎の指差す



ピリッと刀に触れていた腕に電気が通ったような感覚が走る



ダメだ・・・・この状況








＿＿＿＿＿＿＿打つ手がない





唇から何か液体が流れる


赤い



血か・・・・下唇をかなり強く噛んでしまった



そうしてる間にも銀時は先生へと近づいて、もう背後で刀に触れている




A「あっ・・・・・だ・・・だめっ！！」






ヤダ





嫌だ







.









.









.






A「やめっ・・・・・・・






・・・・・だ・・・・ダメえええええぇぇぇぇぇぇぇええええ！！！！！」








＿＿＿届かない＿＿＿＿＿＿

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