【銀魂】私？私は夜兎のハーフで寺子屋出身で銀時たちの幼馴染です！～寺子屋・攘夷戦争編～ (ページ42)

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〇第３７訓　黒桜鬼・・・・血に濡れた桜族ページ42

Aside

A「なにそれ・・・・っざけんじゃねぇよ・・・・」

銀「・・・・・っ・・・・」

A「そんなこと・・・・そんなことやらせるわけないでしょ！！！」

目の前にいる奈落の人間

そして

逢いたくて逢いたくてたまらなかった存在

でも、今はこの場に居て欲しくなかったよ
　

＿＿＿＿＿＿＿＿＿松陽先生

奈落の晋助と小太郎の解放条件は

“銀時が・・・・・・松陽先生を殺す(斬る)こと”

私達の方が甘かったのか

変わらない事を・・・・先生と３人といられることを望んだ私が甘かったの・・・・？

分かっていたはずなのに、不変なんて存在しない事を

・頭の中がクラッシュ寸前・

＿＿＿＿２，３歩前にいる銀時が

＿＿＿＿＿＿＿＿奥にいる先生が

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿つかまっている晋助と小太郎が

全部が遠くに在るような

テレビのブラウン管の先での出来事のような感覚

先生・・・・・・・・・・お願いだから

そんな風に

.

母みたいに優しく

＿＿＿＿＿＿＿＿＿笑わないでよ

・・・・・・・あれ？

なんで覚えてもいない母の笑顔が浮かんだ？

訳が分からない、何もかも全部

あー・・・・頭痛くなってきた

・・・・・・・・・・・・でも

それで“後悔しない？”

頭で浮かんだその１つの問いかけ

私が私に送る自問の声と、もう１つまた別の人の声が重なって聴こえた

どこかで聴いたことがある優しい声

後悔？するに決まってんじゃん

大切な人が大切な人助けるために手にした刀でその人斬ろうとしてんだよ？

そんな状況、許せるかって？

A「・・・許せるわけ・・・・・ねぇだろっ・・・・！」

誰にも聞こえないように、小さな声でボソッと呟いた

大切な人の手を血塗らせていいわけないでしょ

もう私は血に濡れ過ぎた、もう戻れない

私は夜兎だ

血に濡れるのは致し方ないこと、もう諦められる

でも、銀時はダメ

私に降りかかる血はもう黒く淀んでいる

私は黒桜鬼(こくおうき)

血肉を食らう鬼

でも、銀時を・・・・・本当の鬼にしちゃいけない

・・・・私が殺る

私は黒い血に濡れた桜族

＿＿＿＿＿＿＿＿＿黒桜鬼なのだから