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〇第31訓 半月の夜は何かを失い、別れを与える___ ページ34


Aside

昔、半月の夜に……欠けたもう半分の月は何処だろう……?なんて
小さい頃に松陽先生に聞いたことあったなぁ………

そしたら先生は私に………
【じゃあ、いつか探して見つけてみたらどうでしょう?】なんて言ってたっけ??

今考えてみると見えてる方の月も驚いてるんじゃないかな?
隣にいたはずの存在はいきなり消えてしまっていて、いつの間にか独りぼっち………

私もあの欠けた月も欠けた存在を……一緒にいた大切な存在を探しているのかな……?

【そんなことを考えながら私はいつも《あの丘》行くんだ___】

今のうちに出掛けよう………

泣き虫な弱い自分を見せぬよう___

〜Aside end〜

《in 丘》

A「…………」

夜の暗闇に光る星々の中に紛れ、Aはただ黙って………【泣いていた】

静かにただ上空の星々を見て涙を流していた___

何を思ってなのか……? それは【失うという事への恐怖心】からだ___


A「誰かいる!?))…っ………!?((バッ」

誰かの気配を感じたため泣き顔を隠す間もなく背後を向き、刀に手を添えるA

だが、そんなAとは打って変わってそこに居たのは………

A「ぎ…ん……時………っ?」

自分の仲間の銀時だった

銀「……【また】…ここで…泣いてたのか」

【また】……まるで今まで何度もAがこの丘で泣いていたのを知っていたかのようだった

A「ハハッ……またって大袈裟だよ
  なんか貯まってたのかな?急に泣けてきちゃっただけ(笑」

Aは【いつも通り】明るくおちゃらける………だが

銀「嘘つくなって……オレは結構前から知ってっから……
お前が月に一回位、オレらが寝てから抜け出してここで泣いてんの知ってた」

そう言いながら銀時はAに近付き………

ポンポン___

とAの頭を撫でた……年が近いと言えど男と女だ。
身長差は明白、銀時の方が断然大きいため簡単に撫でられる

撫でられた瞬間………またAの目から涙が溢れ出した___

A「ふっ……わぁ……っ………」

息を詰まらせ、喘ぎながらポロポロと涙を流すA

銀「ったく……いつも何でもかんでも溜め込みやがって………んで
今回は何を抱え込んでんだ?話聞くぐれぇオレにも出来んだろ?話せよ、な?((ポンポン」

そう言いながら銀時はまたAの頭を安心させるように撫でた

〇第32訓 戦うのが怖い…… 失っていくだけ………【守れやしない】?→←○第30訓  同じ桜族……それでも大切な者のためならば___



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のん(プロフ) - 絵が上手ですネ!情景が分かりやすいですo(^▽^)o (2015年8月4日 17時) (レス) id: 836f975100 (このIDを非表示/違反報告)
あいてる - 面白かった!! (2015年8月2日 14時) (レス) id: d8acbd1d87 (このIDを非表示/違反報告)
あいてる - 絵可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可(( (2015年8月2日 14時) (レス) id: d8acbd1d87 (このIDを非表示/違反報告)
あいてる - 本当にゴリラだけどいいこと言ってるよな!!ゴリラだけど!! (2015年8月2日 14時) (レス) id: d8acbd1d87 (このIDを非表示/違反報告)
- 絵可愛い (2014年9月14日 16時) (レス) id: eaea5ba8d8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:マナ | 作者ホームページ:http://u/  
作成日時:2013年10月9日 20時

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