47cm差です2【江口拓也】

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江口「ケーキ食べたい切って〜」


貴方「はいはい」








大人数の予定だったからせっかくこんなに大きなケーキ買ったのに〜

冷蔵庫で冷やして置いたケーキをちょっと大きめにカットしてえぐの分と自分の分を持って行った








江口「うま〜！」







えぐって結構甘いもの好きだよね笑
美味しそうに食べるえぐを見て自分も口に運んだ

ショートケーキなんて久しぶりに食べるな〜
美味しい〜！








江口「もーらい」


貴方「あ！」








最後に食べようと思って残して置いた苺をえぐに横取りされた








貴方「ちょっと！なんで取るの！！」


江口「要らないのかと思って」


貴方「最後に食べようと思って残しておいたの！」








もー！！楽しみに取っておいたのに！
シュンと肩を落としていると私に袋を差し出した








江口「ごめんごめんって笑 はい苺の代わり」


貴方「え、なにこれ？」


江口「なにってクリスマスプレゼントしかないだろ」


貴方「あ！そっか！私もプレゼント交換用に用意してたのがある！」


江口「いや、それとは別にこれはA用」


貴方「えっ」








え、なんで…
私用ってどういう事？

「ほら」と差し出されとりあえず受け取ったけど頭の中は混乱していた








貴方「な、なんで私だけ？」


江口「まあまあ開けてみてよ」








まだ少し混乱していたけど急かされてとりあえず開けてみると耳あてのようなものが入っていた








貴方「耳あて？」


江口「そ！ヘッドホンにもなるやつ！」


貴方「へー！すごい！」









すごい！こんなのあるんだ！
見た目は一見耳あてなのにヘッドホンとしても使えるなんて！








江口「もし雷の音怖かったらこれして」


貴方「え…」


江口「Bluetoothで繋がるから電話もできるし不安だったら俺に電話してこい〜」


貴方「私が雷ダメだからわざわざ買ってくれたの？」


江口「おう！」


貴方「…」









なにそれ…
雷鳴っても私が怖くないように選んでくれたの？
私のために？

なんでそんな事するの？
私の事好きでもなんでもない癖に。ムカつく。

なのに凄く嬉しい
こんなの喜ばない訳ないじゃん


嬉しすぎて涙が滲んで見られないように顔を背けた









江口「泣くほど嬉しかった〜？笑」


貴方「泣いてないし！」


江口「いひひっ」







そうだよ、泣くほど嬉しいよ
当たり前じゃん！好きなんだから








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