子供扱い禁止！【木村良平】

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良平「はい」


貴方「ありがとうございますっ」





イルミネーションのアーチをくぐり終えるとそこは広場で良平さんが買ってきてくれたココアを受け取って2人でベンチに腰掛けた


隣に目を向けるとコーヒーを飲んで寒そうにしていた







良平「そういえばその服買ったんだ」


貴方「はい…！どうですか…？」


良平「うん、似合ってるよ」


貴方「…！あ、ありがとうございます！」






良かった…！ちゃんと気づいてくれたし褒めてくれた！
やっぱり買ってよかった







良平「寒いしそろそろ帰ろっか」


貴方「っ…良平さん！」






立ち上がり帰ろうとしている良平さんの服を掴んだ






良平「どうした？」


貴方「あ、えっと…」






い、言え私！！言うんだ！！
せっかく宏ちゃん達が応援してくれたんだから…！







貴方「好きです…！良平さんが本当に好きなんです！だから…だから私と付き合ってください…っ」







カタカタと震える手でクッキーが入った紙袋を良平さんに差し出した


言った…！言えたよ…！！！
皆！私頑張ったよ！




ずっと返事が帰ってこなくて不思議に思って顔をゆっくり上げると良平さんの表情はとても重かった…







貴方「良平さん…」


良平「…ごめん」


貴方「…」


良平「嬉しいけどAの事…そういう風には見れない」








私…振られたんだ…
震えは止まっていて暗い表情の良平さんをただただじっと見つめた






良平「ごめんな」






良平さん私の頭を1度だけポンっと撫でるとそれだけ言い残して帰ってしまった







貴方「…」








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