【黒子のバスケ】お"バカ"な少女の事情

おバカの事情…１８ ページ18

ママに追い出されて茶菓子を買いに街に来た


つか高いやつって何買えばいいんだよ


とりあえずケーキでいいかな？


でも赤司くん甘いの嫌いそう…


でもでも家がお金持ちなら食べるよね！


そしたらこんな安物じゃだめかな…


ううん！これは気持ち！気持ちが大事なのよ！


とりあえず私とママと赤司くんの分…あ、パパのも買ってこう！


なるべく早く帰らなきゃ


でもケーキぐちゃぐちゃになるから走れないや






「そこのお姉ーさん」


A「はい？」


「美味しそうなケーキ持ってるねー」


「うおっ！しかもこれ有名店のヤツじゃん！」


「高いケーキとか…お姉さんお金持ち？」


A「いえいえ、これはお客さんのお土産です」


「それにしても普通は買わないよー」


「ねぇ、お姉さん、俺たちお金に困ってるんだよねー」







しまった…これは世に言う…








「お金貸してくれないー？」








カツアゲだァァァー！！


まさかついにやっと(←!?)来る日があるとは！！


あー、どうしよう


このままじゃ帰れませんね


所持金５０００円はあるけど、これ私のお小遣いになるし、渡せない←








「ねーねー、お姉さん、聞いてるー？」


A「貯金しないお兄さんたちが悪いのでは…」


「あぁん？」


A「ひっ」







言葉を間違えてしまった


これリンチされるやん！


今までイジメはされた事ないと思いたいのでありますが、ないと信じて、ないから怖い！


え？日本語おかしい？


そりゃピンチになったら誰だっておかしくなるさ！


つか悩んでる暇もないよね







「こりゃ痛い目合わないと分からないみたいだね、お姉さん」


「ちょっとおいでー？」


A「いやー、あの…っ」










「この手を離していただけませんか？」

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